« あたしのじゃ嫌だというならば人ので聴けばいいじゃない。 | トップページ | 「太陽は俺の敵」 »

2007年11月13日 (火)

QOL(クヲリティーオブライフ)。

071111_2016001
11/13(火)高円寺20000V http://www16.ocn.ne.jp/~k_20000v/main.html 
20000V企画「
イカ子のムンムンパラダイス
OPEN18:30/START19:00 adv.1500/door.1800
ザ・ジャパニーズ/BROCKASS/KYOCO/新貝哲平/vivieune☆kick

 料理用のへらのプラスチックみたいな先がもうずっと焦げている。料理をつくりはじめて数週間。やっと身体の行ったり着たりの感じが落ち着いてきた。外食に億劫になり始める。昼に食べたい店が減った。でも冷たい弁当は手製といっても食べたくない。由々しき問題だ。焦げたへらにとりあえず我慢がならなくなった。長く気にしなくていいように金属製のものを買った。柳ソ-リだ。グッドデザイン、アーティストらしいじゃないか。それから何もしたくなかったから蝋燭の火を眺めて眠って部屋に散らばる髪の毛を掃いた。そんな日曜日。長電話と長いメールを書いた。入浴剤を買いにLUSHに行った。

 僕は最近月曜日の仕事の合間を縫って週単位の気分をノートに書いている。何曜日に何がしたいかみたいなやつ。少しづつ具体的に書けてくる。どんな意味があるかはわからない。精神安定だ。それから自分の肩書きを一こづつ書いていった。JET LAND DEAD MASHINE GUN、これはポエトリー。六九狂木版、これは木版画の屋号。ギッター姉ちゃん、これはステージ、霊媒事務員、これは電話番+鑑定士。KarmaBuster、これは鑑定士単独。で、僕は実は一番愛している肩書きが霊媒事務員であることに気づいてしまう。時給をもらって週三回通っているささやかなアルバイトを一番愛していたのは衝撃だった。で、僕はずっと自分を追い詰めて悩ましていた問題をついに言葉に出来た。それは二年前のまだゴク普通に暮らしていた頃と同じ問題。最近の僕はやっと平凡な生活に戻ったと感じつつあり、それゆえに二年前の自分の問題とガチンコで向かい合わなければならなくなっている。それは一重に生活力の欠如という問題だ。

 金銭の管理と、宣伝と、制作の時間のバランスをとれず、やり方がわからず、逃げるように展示依頼を受け続けた結果、毎日は表面的には忙しいし充実してみえても僕の中身はある意味で一社会人としての自信に欠け続けている。特にスケジュール能力と金銭の把握に関してはかなり自堕落で右から左に金を垂れ流している。でもある意味で金に糸目をつけずに「必要だと感じる」という勘だけで購入した書籍やCDや服というものは僕のセンスを磨き作品に生きていった。だから一概に悪とはいえない。でも同時に自分の社会的な自信は同じだけ失われ続けていた。僕が作家としての自分の営業に激しく後ろ向きなのはアングラで生きたいとかいう理想じゃなくて自己管理が出来てないのにこれ以上の混乱を自分に招きたくないという消極的な理由だったのだ。

 アーティストがサラリーマンと同じように自立してマネジメントして生きていく術は美術雑誌に書いてないから僕はサラリーマンの読むプレジデントとかビジネスの参考書を読み漁るようになった。でも、普通の人以上に人の情とか見えない声とか気の流れとかに激しく流されるアーティスト気質の人間がビジネススキルを身に付ける方法など書かれていなかった。だから人に相談した「アーティストだからその辺は仕方ないじゃない?」で大体は終わった。でもって霊媒や占い師にも聞いた。「アナタはお金に恵まれる相だから」とか「31歳になれば助けてくれる人が出るから大丈夫」とか。まるで洪水に流されている僕にあと100m流されたら流れがゆるくなるから大丈夫といってるみたいだった。僕が知りたかったのは今パニックして水を飲んじゃってるのを何とかする方法だってのに。スピリチュアリストはもう当てにならない。そして僕の賞賛される才能も僕に幸せを与えてはくれない。僕は真っ当に暮らしたい。親に人並みの安心をあげたい。そのためならクリエイティブなんか棄てたっていいんじゃないか、僕は結構本気でそんなことを考え始めている。生活アドバイザーのカウンセリングが受けたい。未来の賞賛じゃなくて今の安定がほしい。


|

« あたしのじゃ嫌だというならば人ので聴けばいいじゃない。 | トップページ | 「太陽は俺の敵」 »

コメント

携帯のメール機能が壊れてたまっきぃです。
お元気?
君やら色んな人からのメールが溜まりまくってて、
それを昨日ようやく受信して、何だか携帯電話を捨てたくなったよ。
ついでにパソコンも。

君が近くに住んでたら、高額バイト一緒にしたり、
スナックで働いてみたり楽しそう。
マジョリティの生活に何となく馴染んでいくと、とりあえず楽になるよね。

投稿: まっきぃ | 2007年11月19日 (月) 19時51分

まっき>それは大変だったね。棄てるのもきもちええぞ。てか何故高額バイトのお誘いなのだ!?
まあ...お元気でなにより。

投稿: Vivienne★ | 2007年11月20日 (火) 01時12分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« あたしのじゃ嫌だというならば人ので聴けばいいじゃない。 | トップページ | 「太陽は俺の敵」 »