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2007年10月10日 (水)

共演者と客に救われる。

Dscf5816

次回 金曜日19:00~ 下北沢LOFT 2000円+1D
共演者 
十条フォークジャンボリー  OUM   
峰のもみじ葉心あらば、一緒に合唱いたしましょう。


写真はTOPバッター マキシマ
mixi公式コミュ http://mixi.jp/view_community.pl?id=2461916

「スランプ抜けたんじゃないの?」と微笑してボギー君が帰りがけに言った。そうかもしんないと力の抜けた両手をぶらぶらさせて答えた。ステージ終わってすぐのときには「なんか僕まで嬉しかった」と言い出す始末。僕の音楽を聴きに来る人は親のようだ。

たった三曲なのに大合唱だった。主催者のデミダス君の転換のBGMがモーニング娘。で毎回客が歌ってどんどんボルテージが高まったりとか、彼がきちんとステージのセッティングのバックアップをやったりとか、TOPバッターのマキシマの二人が最初からオープンマインドだったりとかそういう諸々がとにかく今日はいけるぞという気分にさせたのだ。

「合唱をね、したいんです。」とかそんなことをマイクを通していってみる。マインドロックをドキドキしながら弾くと後半で声が増えたことがわかった。そのまま「上海ハニー」の講釈をたれる。「ここでね、ああんあああんって一緒に歌って欲しいな。」歌って欲しいなといってみたのはアピアのライブ以来だ。あんときは白けた。でも今回はいけると思った。ついていかなかったのは生憎自分の腕の持久力だった。目の前に、真正面にまったく微動だにしない客をものすごく凝視しながら(僕はこういうのいつも無かったことにできないから損だ)手前の共演者かつ現時点で客の役割の野郎たちがジンジャーエールとか酒を片手にこぶしを挙げていたのをみた。思わず手がとまった。それでも歓声上げて助けてくれる。上海ハニー!!と張り上げる声の向こうで自分の顔とか声が変わっていくのがわかる。終わったとき、Vivienne★コールが起こった。トリのターナーBさんの言葉を借りれば「勘違いしちゃう」、そうまさに。で、29歳のバカ女は勘違いをしてガッツポーズをしまくり前の机に足かけた。微動だにしなかった客は席をかえていた。だけど。

「これなのだよ。」と僕は思った。これなんだ、これなんだよ、酒を片手に大騒ぎする野郎ども。僕はコールアンドレスポンスがしたいのだ。立ち上がれ!!拳をあげろ!!言葉の意味など後で問え、とにかく声をだして合唱すれば俺の歌の意味が一番よくわかる。ギター一本でコールアンドレスポンスがしたくて僕はムダだと思われても仕方がないくらいにあーとかおーとかを歌詞にぶち込んできた。でも聞き入られることしか出来ない日々で方法論は見つからないままだった。それでも僕は108日、唾を吐いて噛み付きたいほど苛立った浅草のライブを本当にやりたかったライブで確かに塗り替えた。ああでも残念だな、こういうエポックメイキングな瞬間はいつだって写真には残し忘れるのだ。それはさておいて出演者みんなで盛り上げて自分のやりたかったことをビジョン化してくれたことに感謝してもし足りない。結局呼んでくれた主催のデミダス君と最後まで時間を過ごしたくて、この日共演したあみたんと三人で終電まで焼肉を食べた。豚なんこつは190円だった。ついでにあみたんの提案した男だらけの渋谷路上ゲリラ弾き語りの会に女ひとりで参加する約束もした。ついでにいっとくとあみたんは男だ。

浅草のあと、ブログに書いたり人と話したり色々やってもどうにもならなくて行き当たった真実は正しかった。結局、ライブでうけた傷はライブでしか治せない。傷をつけられた相手が他人なら返せないこともあるだろう、でもその原因が自分なら諦めなければリベンジできるのだ。俺がいなくても回る地球だってわかっていながらそんでも29年前、僕は母親の産道を通ってこの世の中に生存しはじめてしまった。版画家こんどうあやをVivienne★は超えられないかもしれない。だけど強引に居場所をつくって存在を認められたりなくてはならないものになろうとする生命のプログラムがある以上、歌でも必要とされたいですよ僕は。居場所が欲しいという気持ちは受け入れるしかないみたい。

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