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2007年9月 8日 (土)

ふごっ★

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いやいやいや、誕生日ライブ、今日来場人数聞いたら57人だって。驚いちゃったよ。来てくれた皆さん、本当にありがとう。来てくれた仲間に感謝、つよちんに感謝、おみちゃんに感謝、リアちゃんに感謝、ゴージャス料理のヒューマくんに感謝だよ。このまま頑張ったら来年は100人呼べるでしょうか、そんな甘い期待をしながら今月はあと4本のライブが待っているVivienne29歳です。

誕生日ライブの翌日はカリブの海賊というイベントが恵比寿Milkで待ってたのさ。台風直撃数時間前の東京の不穏な空気の中、僕はギターを背負った子羊状態でMilkの階段を下りていったのさ。で、ついて早々早速ライブ。でもさーもうわかんねえ、なんで三日前に取り替えたギターの5弦が切れるんだよ!!司会の子羊エルマー氏のナイス盛りあげでなんとか乗り切ったよ。で、このエルマー氏、司会にほんとに慣れている。初めてみたネタが独唱パンクにおける「マンPの三分ペッティング」だった僕は、彼の司会者としての一面にプロ意識を見たね。で、やっぱり後半になって一気に脱ぎだした彼の全裸への迷いのなさと行き届いた剃毛具合にも彼の日常感覚をかいま見た気分だった。タブーを犯すことが歯磨きくらいに自然になってる人の強みというのは強烈なオリジナリティーだよ。でも、なんとなくだけどそこには「そうならざるを得ない衝動」と「それは自分にとっては苦ではない」という感覚が同居してないとライアーになってしまう気がするんだ。何がいいたいかというとそうじゃなきゃ客には無理をしてる人としか思われないし、きっと長続きしないということだけなんだけど。彼は高円寺でもうすぐ自主企画イベントをやるようだ。

後半にロカビリーのバンドが出てきてさ、ウドベ偏愛主義な自分は迷わずスカーフ麗しいベースさんの前に行きノリノリでツイストもどきを踊っていたんだわ。そしてそんな僕に悲劇は襲った。ラスト一曲終了のあとでそのバンドのドラマーさんが勢いよくスティックを投げたのさ。そのスティックはハットリ君顔負けの旋回率で縦回転しながらまっすぐに僕の顔の真正面にまっすぐに向かってきた。え?と思ったその刹那だ、そのささくれ立ったスティックは迷うことなく僕の下唇に直撃さ。衝撃のバウンドで1Mくらい弾けとんだスティックをみながら思わず僕は「ふごっ!」といったよ。29歳、アダルトサイトでは熟女のカテゴリーに属する年齢のオトナ女性が発するにはあまりにも不似合いな発声だったよ。でもこれはステージの人間の愛だからさ、下唇を抑えながら落ちたスティックを拾って僕は大事に家まで持ち帰ったよ。東京は台風が直撃、僕の唇にはドラムスティックが直撃、僕は思ったよ。これがホントのリップ-スティックだってさ。とほほい。

9/5のパーリーのあとで嬉しいメッセージをたくさんもらった。「元気が出た」「感動した」「もっと長くやってほしい」そして僕はそんな人たちの前で「六九共闘宣言」の一年以内の開催を宣言した。ギャラリーのオーナーに150ドルの扱いで歯向かったときから決まってしまった僕のアウトローな人生は、ようやく自分のパラダイスは自分で作る、というシンプルなモチベーションの前に本格的な第一歩を踏み出そうとしている。僕は人前に出るのが好きだし、目立つことをするのが苦ではない人間だ。詩人名乗って10年というキャリアが裏打ちするこの気質がある限り、クオリティ云々を問う以前に僕は人前で即興で詩を作り唄だって歌うだろう。そしてこの目立ちたがりの気質は経験と歳月の重なりを得てだんだんと円熟していくかもしれない。でも、僕はだからといって一部の人がするようにいつか政治家になるということはない気がする。それには二つ理由がある。一個目は僕が個人的な不都合を解消するために全体の幸せを追求しない人間であること。それと二つ目は僕は人の心を鼓舞するのを仕事だと考えていて具体的なルールをいじるのは己のキャパを超えると認識していることだ。すごく難しい言葉回しをしてしまったけど、これを喩えるなら「僕は政治家にはなれない。だけど政治家になるべき人間が迷ったり悩んだりしてその道をあきらめそうになったときには彼を正しい本来の道にきっと返すことが出来る」、そんなとこだろうか。そして僕はそのことに自信があるし、それがアーティストという自分の仕事だと思うのだ。言葉にするのはかっちょいいけどさ、意外にしんどい夜だってあるぜ。ちなみに英国のあるアーティスト曰くアーティストであるってのは状態であって職業ではないんだってさ、ちょっと感動しちゃったよ。

※写真は水墨画ライブペイント中の真蕾先生。

次回ライブは下北沢LOFT 9/13(木)¥1500 19:00スタート出番二番目。

明日9日はMOTTギャラリー個展最終日。
イラスト見たい人は早めにおいで。

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