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2007年8月10日 (金)

ムダ毛と悪口。

Dscf4929
Compound Gallery でのオープニングがもりあがったようです。
会場の全景及び写真が観られます。
http://www.compoundgallery.com/gallery/2007/08/08.php

行きたかった...。

LA滞在中にこんなことがありました。パーティーの後で現地の方に請われて鑑定することになり、僕らは静かな場所を求めて一足お先に場所を移動したんです。で、すし屋みたいなところに座して鑑定を始めること数十分、ものすごい勢いで人が入ってきました。依頼人の連れの女性でした。「あ、あんまいい印象もたれてないな僕」と感じて一時間後、隣に座して友人と語ってた彼女は良く聞こえる声で「あのVivienne★って女、版画もやるし唄も歌うし、占いも?マジで気持ち悪い!!」と話していました。一瞬耳を疑ったんだけど、やっぱ隣は僕がライブのときに敬愛するギターウルフのセイジ語録を引用して「おまえらにはエルビスいるかもしんねえけどよ、俺にはmichelle(gun elephant)がいるんだぜ!!」と叫んだことまで嘲笑の対象になってました。

 最初に気にしたのは自分の心の動揺でしたが、幸いにもそこんとこは揺れず、鑑定を続けることができました。途中でほろ酔いの友人が入ってきて「Vivienne★の言ってることが的を得すぎているから嫉妬してるんだわ!!」と別な友人たちに話してくれてましたが正直、嬉しいけどちげえよハニー?と思ってました。彼女は私の言葉は何一つ聞いてないっつーか聞こえてない様子だったので。僕の分析では彼女が本人の半径1m以内で全否定を口に出さなくちゃいけなくなった理由は、自分のダーリンが自分以外の女の言葉に無条件に耳を傾け頭を下げそうになってることが死ぬほど面白くなかったという一点に尽きると思いました。と、同時に自分の何かを体験してない人にものすごい至近距離で中傷されることに一人で耐え続ける、という構図はすごくこの先の僕の人生を暗示しているようで久々に覚悟を決めなおしました。

 でも、鑑定中は心がびくともしなかったのに、日付が変わっても一言一句を何一つ忘れずにインプットしてる自分がいるのに気づいてはてと思いました。嫌なことは忘れるに限るのに忘れられない堂々巡りの末、僕は「嫌な言葉を何故忘れないのか?」というテーマを考察するに至り、結論を得ました。それは僕が獣であり、忘れたら危険という本能に忠実だからです。シマウマが仲間をライオンに食べられたとしましょう、翌日にライオンに食べられたことを忘れたらそれは滅亡へのプレリュードです。シマウマはライオンが危険だとインプットするから逃げ回って死なないように対処できるのです。人間も自分に敵意をもっている人間をその場で忘れたらボディーガードを雇えずに暗殺されるかもしれません。だから僕は忘れる以前にそういう人から離れたり対抗策を考案するようにしています。でも人は必死になって心に浮かぶ憎しみとか憎悪の感情が浮かび上がらないようにセーブかけようとして失敗してもっと苦しんだり胃を壊してますよね?なんていうか、倒されても倒されても大丈夫なものっていうのは雑草くらいなもので、どんだけ植物になりたいんだろう?と思います。あ、ナメック星人は例外です、あの人たちは再生しますから。

どうして明後日からの二年ぶりのサマソニ参戦に向けて体力の温存問題などで不安と期待で胸を膨らませてもBカップ以上にならない僕がこんなことを書いてるかというと、ムダ毛処理と悪口を忘れられないことは、自然の摂理に抵抗している点でそっくりだと思うからです。こんなにエステ技術が発達しているのにムダ毛の生えない人種を生み出せない僕達のささやか過ぎる抵抗の可愛さよ。憎しみも悲しみも「ごめんねー」とか口に出しながら、最後には馬鹿な対処ネタを考案しあって笑ってしまえばいいのです。獣なのに植物になろうとしなくても、味わいつくしてしまったらアクみたいな感情なんて勝手に抜け落ちます。震える心で押さえ込むのはやめようよ。怒りも悲しみも、ある程度は趣味だぜ。




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