明日の詳細/いたづらに自分の権利を主張するアーティストにはなりたくないのです。
6/27(水) タイトル『浅草ジェット&ポルカ』
OPEN 18:00
START 18:30
前売 \1,500+1drinkオーダー(\500)
当日 \1,800+1drinkオーダー(\500)
18:00 OPEN
18:30 START
1) 18:30-19:00 THE PLUMPS
2) 19:10-19:40 Lambretta
3) 19:50-20:20 梟(一羽)
4) 20:30-21:00 スキャナーズ
5) 21:10-21:40 Vivienne★Kick
浅草KURAWOOD
〒111-0043 東京都台東区駒形1-3-8ベッコアメ浅草ビルB1
TEL : 03-5827-1234 info@kurawood.jp
http://www.kurawood.jp/
明日お越しくださる皆様、上記情報ご参照ください。さて僕はといえば、月曜日のコンディションと相談の上、ヴァセリンズのカバーをさらに増やしたいなという気分になっています。たった2コードで進行するシンプルな曲です。と、同時にとある箱を去ることを考えなければならなくなった本当の理由がカバー曲をやりたくなったからだという心の声に気づきました。僕ね、カバーにはモラルが問われるのであって絶対禁止項目ではないと思うのです。少なくとも彼・彼女がその出所を敬意をもって公表する限りにおいては。
版画において僕のサイトでは一応画像の権利はこんどうあやに属する、という一文を英語(ここはカッコつけ)でのっけてるものの、画像自体の右クリック禁止とかの処置はとってません。故にMixiなどでも私の版画をTop画像にしてる方たちが散見されるわけで、ちょっとみつけると思わずあしあとなんかをつけちゃう訳ですが特にそれをとやかくいうのは野暮だと思ってます。これ、セッションのときにヒロキの兄さんと盛り上がったポイントなんだけど、自分が音楽にはまった時にずいぶんとテープやらCD-Rで友達から音源を分けてもらって友情とか音にはまるきっかけなどの恩恵を受けておきながら、自分が人に何らかの影響を与える段になってそれを禁止するのはフェアじゃないと思うんです。そこに画像も音源も大差はないと考えます。それでも本音をいえば音源に関しては正直怖くはあったんだ。それは版画のキャリアに比べて音楽は始まったばっかりで、そんなヒヨコな自分がもし自分の曲を元ネタに誰かがそれをアレンジしてその人の曲として発表したらショックで続けられなくなっちゃうんじゃないかと弱い私は思ったから。幸いまだそのような事態には遭遇してないけど、やはり将来的には権利云々いうよりもそういうパクリを笑って楽しめる人間になりたいなと思います。パクる数人の存在におびえるよりも、自分のつくったものが与えるポジティブな影響を信じたいのです。
僕ね、アートには絶対革新と継承が同時に必要だと思うの。それは音楽でも映画でも何でも同じ事で、「語り継ぐ、歌い継ぐ」ってことも大切だと思うんだよね。そしてそのパートっていうのはステージの上でなされて価値を持つことも当たり前にあって、あるアーティストが誰かのカバーをやったらそのファンは彼・彼女を通じてその元ネタのアーティストを知るわけで、ある程度の表現が出尽くした今、ステージに立つ人間がたくさん生まれた音の中で埋もれかかったマスターピースを掘り起こして再構築して見せるありかたはますます重要だと思ってる。僕は最近さらにカート・コバーンが好きになったんだけど、それは彼が一人のロック好き少年だったという基本をさらに知ったからでもあるんです。MTVのアンプラグドでも彼は三曲以上の数の誰かの曲を演奏してて、中には実際のアーティストを呼んでやった曲もあってその時に彼らを紹介して「大好きなんだ」といった彼の顔が本当に忘れられないんですわ。そして思うの。大事なのはパクらないこと以上に、オリジナルをその人らしいやり方で超えることなんじゃないかって。ボブ・ディランさえも言っております「誰もが自分で唄を書く必要はない。そんな決まりはない。他人の唄も時々は歌う必要があると思うね。」と。もう暫く、自分の唄を歌いながら「Vivienne★もその唄が好きなんだ?僕も好きだよ。」といって話しかけてくれる人との会話を楽しみたいと思うよ。そしていつか、「これはVivienne★の曲なんだけど…」と言われながら誰かに歌われたいね。でもね、と、同時に「僕よりこの曲をカッコよく歌えるわけが無いよ」って笑うのさ。誰にも超えられない唄を作る気構えが無いからパクリにおびえるんだよ。なんちゃって、相変わらず発言だけは強気です。以上!
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