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2007年4月15日 (日)

Vivienneさんてば気絶しちゃったの。

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 昨日やっとこさっとこずっと生返事だけして無視し続けていた外国からの展示資料に目を通したんですが、もうびっくりの嵐でびっくりのアタシ。ええ、こんなコンセプトの展示なの!?ええ!!もう同意書の最終締め切りから二ヶ月も経過してるじゃん!!てか提出来週じゃんとか朝から驚きまくってるうちにパニックをおこし、心は完全に機能停止して気絶状態でした。

 しょうがないからジャカジャカギター弾いたりしたんですが埒が明かないので出かけることにしました。頭に浮かんできた恵比寿に。「よおっし、恵比寿!!なんか知んないけど恵比寿!!」くらいの気合でね。で、写真美術館で写真を見てきた。日本の古写真とマグナムって団体に所属する写真家が撮った日本の写真。

 それらを眺めているうちに何だかすごく懐かしい気分になってました。版画の初期を思い出して。アタシが版画にのめりこんだのはコンプレックスでもあったんです。

 ずっと油科時代に関節がおかしいとかいろいろいわれてさ、で、元来真面目な私はどんどん窮屈になっていくわけ。それで木版画で写真製版って方法をしって飛びついてさ。ああ、これなら写真をベースに版を起こせばある程度人の形を起こせるジャンっておもった。で、木版にのめりこんだんだけど、そうなると古い木版画は線描なわけで、その辺で自分の表現の参考資料としてちょっと違和感もあったのね。どうかなあ、これって思ってたときに私はヤフオクで手彩色絵葉書に出会った。

 日本の古写真をベースにつくった絵葉書に着彩されてたんだけど、調べるうちにそれが仕事をなくした摺り師が木版の技法で摺って着彩してるものがたくさんあると聞いてもうこれだ!!これしかない!!と思ったんだよね。それから正月を挟んで1-2年、狂ったように集めまくりました。会社辞めた直後で、不憫に思った家族が生活費をまとめて送ってくれたんだけどほぼこっちにつぎ込んじゃった。たぶんあれだなあ….30万は確実に使った。というかトータルいったら100万はいってるかもしれない。でも、とにかくお金を理由にやめられない精神を駆り立てるものがあったんだよ。

 色合いと、着彩されてるポイント、ポーズ、そういうものをとりあえず、たくさん触れることで叩き込もうと思ったんだと思う。そしてそれらをすることはたぶん、無意識のうちに海外と勝負するアタシの武器としてのセンスを磨くことになるとも思ってた。なぜなら手彩色絵葉書の購買層は当時外国人であって、彼らが日本の風俗を遠くの家族におくって知らせるためのツールでもあったわけだから。彼らが驚愕し、飛びつかずにはおれないポイントとかポーズをね無意識に叩き込みたかったんだわね。

 で、同時に、私が100年前の日本の絵葉書に興奮したポイントは今の日本の人にも(少なくとも感性が似てれば)訴えるに違いないと信じてた。リヴァイヴァルとぶった切り、もしくは継承と革新。その二つを同時になしえることが私の活動テーマであり、それは今も変わらない、そして私は散在に踏み込んだ当時24歳の私をちょっと褒めたよ。あの散在を理性で回避したら今の私はいなかった気がするもの。

 で、今の私はその時代を経て急に手でかくことに興味が行きはじめたりもしてる。でもだからってそんな自分を押さえ込む気はさらさらないのね。初志貫徹、とはいうけどさ、その初志を私は行動とか表面のカタチに求めてはいないのです。リバイヴァルとぶった切りという二本の軸に己の正直さを加えた三つが機能していれば、私は自分の制作を恥じない作家でいられると思います。たとえそれが、一生評価の対象にならないままおわったとしてもね。写真は写真美術館併設のベルギービールのお店。恵比寿のガーデンプレイスは皆が昼から酒飲んでるからね。つい影響されてしまいました。エヘヘ。

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