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2007年3月30日 (金)

水子と暮らす。

まずはじめに、皆さんに実写版ぱんちゃんを紹介します。

ジャーン。

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かーいっしょ?
かーいっしょ?

あれ、人の皮がなんとかじゃなかったけとかつっ込んじゃダメですよ、
それは私に20人目のぶった切りについて語らせることになりますからね。

えーと、この子は先日の日曜日に横浜中華街で家族を送ったあとで
なんとなくゲットしました。
ぬいぐるみ類は正直躊躇の対象に入るんですが
テッチャンが
「いいよ、買っちゃいなよ。」
というので、ちょっとハートブレイクな心境も納めたかったのもあって
購入しました。630円でした。

で、散々ギャラリーでぱんちゃん片手にパペットマペットゴッコをしてたんですが
翌日朝起きて異変に気づきました。

「......なんかこいつ、他のぬいぐるみと違って意思がある。」

そう、頭をなでると、彼のぬけがらみたいな影が分離してどうも
こっちを見るんですよ。パンダスマイルで。
で、しかも「触って、かまって」って言われてる気がすごくする。
あ、かわいい、胸キュン♡
とかっておもってたんですが
さすがにこのままじゃいかんだろう?
という気にもなって電話鑑定を受けて自分の感覚が確かか
確かめることにしました。

電話の向こうの先生曰く
「ああ、入ってますね、水子が。
と、あっさりばっさり。

「なーんかねえ、生まれる前に処置された水子の魂が流れ流れて
はいちゃったみたい。このこは頭をなでて欲しいし、抱きしめて欲しいの」
なーんてね、感じてた要求どおりのことを言われました。
うーん霊媒生活一年にしてこの感覚の確かさよ。

そ、そうだよな、パンダの霊が入るわけ無いもんな。
しかし、お水っ子か.....お水っ子クラブか、
おニャンコみたく会員ナンバーとか付けちゃう?
後ろ指で生まれなおし隊とかつくっちゃう?
とかしばらく不謹慎きわまりないことを考えました。

てか、真面目にも、考えました。
でもね、結局思った。
ま、いっかって。
まいっか、一家にしてやるよ、この際。
見えないなんかが一人や二人増えたところでどうでもいいかと。

飽きたらガキで生みなおしてやっからよ、とかいっちゃた俺は
どう考えても男前度が上がった模様です。
と、いうわけで、私がパンダを持ち歩いているのは
供養兼、一緒に遊んでるので
みつけたら頭をなでてやってね。
Panchan
ちなみに余談ですが霊媒先生との会話には続きが。

「あれー、なんかパンちゃんって文字かくと
犬みたいななんかのイメージがでちゃうんだけど.....」

「あ、それ、うちのテッチャンです、狼です。」

「えー本気で?狼じゃなくて狼になりたい犬じゃないの?」

「ああ!!ダメですよ、そんなこといったらへこんじゃう!!
てか背後がしゅんとなっちゃった!!」

「なんでじゃあ彼が出てくんの?」

「あの....甘えん坊なんで嫉妬してるんだと思います。
 しかし、どうして嫉妬するんだったら買おうっていったんだろ?」

「なんかねえ、しょうがねえなあ、つれてってやるよって親分風を
吹かせたかったみたいよ?


「.............。」

ちょっといいカッコしたけど、甘えんぼうに戻るあいつは
やっぱコドモか!?
と、いうわけで新しいみえない同居人の出現により
見えない長男を微妙に気遣う日々がはじまりつつあります。

あーあ、んったくよ。

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2007年3月29日 (木)

展示最終日、わたしはヤザクレ女。

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いよいよ、明日っていうか今日がBEAMS最終日になりました。
約一ヶ月。

なっげえ、というかもう!?っていうか
人それぞれなんでしょうけど

時間がたつのが早かったわりに思い返すことはおおい、
そんな展示でした。

さて、最終日は午前に用事済ませてまた14時以降いるつもりですが
私、またまた月末に新天地でライブします。

『たそがれのヤサグレたアコギなライブ』

●日時:3月31日(土) 18:00スタート
●チャージ:¥2000(1ドリンク付き)
●場所:コミュニケーションラウンジ5F
渋谷区恵比寿西2-2-9 代官山テクノビル5F
℡03(3476)1499
http://blog.livedoor.jp/daikanyama5f/


→JR恵比寿駅西口の交番のところから、駒沢通りを京樽側へ渡り、
そのまま直進。大丸ピーコックを過ぎて五叉路に出たら、
焼き鳥のたつやが右手に見える、ゆるい上り坂の方へ進み、
約20m先の左手のビルの5階。徒歩約5分。

入り口は、入っていいの!?って感じです。
勇気を出して門をたたけ。

出演者:主催者 マツアミ(オスシ)さん

    ハーモニカの奇才・森澤郁夫、
    意訳替え歌の名手・横山チカマロ。
    で、俺っちVivienne Alice


もともとマツアミさんはハミルトンの特集記事で私の版画を
使ってくれた時計ライターさんなんですが、私が霊媒修行のために
ほぼ一年間消息不明になっていた中、曙橋の展示で再会、そして
新宿のオープニングで
「いいね~ヤザクレてるねえ~!!」ということになって
出演がきまった感じです。

なんかね、客よかブッキングマネージャーが増えるというか
そんなかんじよ。
気に入られるのはうれしいけど赤字続きでございます(笑)。

Springtetora

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2007年3月25日 (日)

人は人を変えられないでも悔しくてたまらなかった。

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私が自分にすがってしまう人たちに憂いてしまうのにはわけがある。
20歳のときに今の私を形成するコアになる事件がおこったのだよ。
その時私は、最初に付き合った男にある日突然棄てられて
半狂乱だった私に声をかけてくれたスピリチュアルさんがいたのさ。

友達のママさんだったんだけど、
私は彼女とのかかわりで奇跡的に安定剤漬けのカラダを
プレーンに戻すことができたのね。

彼女の存在に頼りきった私は
そして彼女の言葉やかかわりで自分を立て直した私は
当然のように彼女を崇拝したわけですよ。
「弟子にしてください。」
と伝えた私を、弟子じゃなくて仲間になってと
彼女は優しくいなした。

今の私みたいに。

でも同時に私は、男について語るときだけ
彼女の言葉が深く陰に入るのを見過ごせないでいたんだわ。
客観というより、彼女の傷がうなるようなトーン。

いい、本当の愛なら彼がどんなに離れても愛しぬくもんよ?
そういいながら、なんか声が怒りに満ちてるの。

でもさ私は彼女の言葉を自分の弱さを隠すオブラートにして
飲み込み続けた。で、もう私を愛していない、というか
日々離れていく心を意識しながら肌を重ねたっすよ。
いわゆるセクフレといっても過言ではないでしょうな。
私はそん時でも深く愛してしまっていたわけですが。

その男がある日、友達になったモデルさんと関係したと
告げたのは家でやったホームパーティーの席でさ
このあと彼女の家に行くんだと言われたときに
もうどうしようもない気分になったんだよね。

なんで、新しい女の家にいくのにその前に
わざわざうちに来たんだ?と。
彼は明らかに自分が嫌われたくない人だったんだよね、
自分で自分を愛せないから、一人でもトモダチ的な行動を
とらないと安心できなかったんだとおもう。

私はもうダメだ、とおもったのよ。
この男、絶対にダメな人だって。
離れて新しい恋愛をするんだと決めた。

だけど彼女は怒ったんだよね
「その程度であきらめるのは本当の愛じゃないわ!!」って
私はでもこの言葉にものすごく違和感を覚えたんだよ、
で、あ、これは私を見てるんじゃない
彼女の価値観の言葉だとおもった。

だから彼女とも離れて、男も忘れた。
そうしたらとたんにまぶしい春が私を包みました、って話なんだけど。

その男の子は結局、私の次の彼女にも同じ、というか
私以上に辛くてきつい棄て方をしたんだよね。
今でも私はそれを男の引継ぎの最大の失敗だと思ってるんだけど。

今なら彼女の感情の動きが分かる。
彼女と知り合ってすぐ、彼女が過去に男の人に受けた
辛い傷の話を打ち明けてくれたことがあった。
たぶんその傷は彼女の中で未消化だったんだよね。

だから男というキーワードでその傷がうずくと
主観が言葉を走らせたんだと思う。

今なら、霊媒の人と話すとき
「その人の主観というか個人的な経験から発せられたことば」と
「みえない見えるものを読んで伝えられたことば」の違いを
分けて聞けるけど
あのときの私は出来なかったのよ。

あの主観をみわけられなかったがために
ポジティブを逃した10ヶ月、
実は私は一人、自分の理想的な男の子との出会いを逃したんだよね。
出会ってたけど、私はそれをきちんと恋愛に出来なかった。

あれは確実にもう一つのポジティブな人生の分岐点だったと思う。
その人と恋愛に至れたか至れなかったかって。
今の自分の人生を高速道路にたとえたら、確実に反対車線くらいの
感覚で寄り添って走ってる。

必然を成立させる道は一個ではないんよ。
私はそれを確信してる。
なんか必然ってさ、太陽は東からのぼって西に沈むとか
植物は光合成する、とかそんくらいシンプルなものなんだよ。
それは○歳のいつごろ誰にあってこんなことをおもう、みたいなことまで
厳密にすべてを決めてるとは思えない。

未来を変えられるって信じることって実はかなりハードなんよ。
自分の今のありかた一個で未来がよくも悪くもなるってことを
憂うくらいなら
全ては必然、生まれてくる前に決めたシナリオでドラマなんだって
いったほうが楽になる。

今の人は弱いんだと思うぜよ。
自分で自分の人生をいききるってことに自信をもって
向き合えないんだと思うんだ。

必然ってやつをたてに人生を語るのは大人の論理だよ。
自分の人生も半分以上を超えたひとがそこまでの人生を
全否定するのは酷だから、そうやって納得させたいんだと思う。
全員とはいわないよ、ただそういう人もいるだろうって思うんだ。

「しってる?人生に起こる全てって必然なんだって」って
伝聞で語るひとは特にそんな感じがするよ。

自分の人生に起こったことは一本のラインみたいに導かれてた
気がするっていうのは、人に言われるんじゃなくて自分でいわなきゃ
カッコわるいんよ。

離婚とか冤罪とか、自殺未遂で悩む人と何度か向き合ったけど
そのたびに「あなたのその苦しみは選んだ必然ですよ」なんて
言えるか阿呆、って私はいつも思ったよ。

それに私は憂いてる、行き過ぎた必然思想は
「あの紛争地域に生きる人間は、生まれる前に戦争を経験して
 生死の境を体験したいという人生を選んでる、だから爆撃していい」
とかいう教祖を作りかねないとも思う。極論だけど。

大体、ジョーストラマーが50歳で心不全で死ぬのが必然だったなんて
悲しすぎて認められないよ。

少なくとも、私はVivienne☆KIDSにはそれを言わせたくない。
これからどんな未来になるかって前向きな希望を
思考の浅い「決まりごと」感で摘み取られたくないんだわ。

不確定な未来のストーリーから一個を自分の意思でえらびとること
そして選んだそれを後悔しないで振り返れること、
不確定なものを受け入れる強さと、起きたことを自分の意思で肯定できる強さ
そのバランスをたもってこの世に存在し続けるの、
自分の心臓が止まってしまうその日まで。

でもそれを肯定する力は自分の人生を自分の言葉で語ることでしか
なしえない。
だからこそ自信という言葉があるの。
信じると言う字は人にいうという言葉で出来てる、
故に自分を人に言えるということが自信になるわけさ。

自分を強くする呪文は、少なくとも経験という宝石は
自分で自分の人生経験を意識して作り出さなきゃ光らないの。

それでこそ、人生とは魂の修行であるという価値観が成立しないとおもうのよ。
それは永遠に自信を付け続ける旅だともいえるわけ

だから私はその人にもそういうきらきらしたものを伝えたいのに
私の言葉をたべて、「今日あやさんがこういったああいった」って
言葉ばかりで毎日を生きてしまう人を生成してることが悔しくてたまらない。
だから余計に、私は私の言葉や存在に盲目になって
それで生きようとする人のフィルターを必死で壊そうとし続けてしまうんだよね。
そして私は、時に汚い言葉と激しい言動で
ときどきそんななたを拒絶せざるを得なかったのです。

あたしの言葉で胡坐をかいて生きることは結局
あなたが生きるのとは違うってことに気づいて欲しい。
20歳の私のような蹉跌を踏ませたくないと願うことは
私のおごりなのでしょうか?

でも人は人を変えられないと分かっていながら
変えようとしてるのと同じだと一方で最近気づきもしたんだよね。
彼らに必死になるあまり
私は私を助けたくて手をさしのべてくれている人たちも
無視し続けていたんだと。これは深すぎる私のアンバランスでした。

俺28歳、まだまだ青いス。
さて、横浜のギャラリーにいきます。





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2007年3月19日 (月)

さがそう。

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もうギャラリーに行かなきゃいけないのに
かの人からの電話をとったのは無意識の所作だったのかわからない。
気がつくと数日の思いを口にし始める私。

彼のあまえたい気持ちに気が済むまでこたえたいと思うほど
行き場と答えをなくして
離れるといったはずの人が
一日に何回もこっちの様子を伺ってくる履歴の数に
「好きだって人を苦しめる何処が愛だってんだよ、ボケ。」
とつぶやき
近づく搬入で追い詰められた何かが電話をとらせた。

彼女はいった
「あなたは守られなくちゃいけないよ。」

「泣きたいのに涙がでないのは危険な兆候だよ。
人は一方的じゃいけないの、
あなたの周りに助けて欲しい人が押し寄せるのは
あなた自身が助かりたくて叫んでいるからよ。

このままじゃきっとあなたはいつか死んでしまう。
あなたがその決断をするのは自由だけど
もしあなたがそれをしたらきっと私は思うはず、

どうして話してくれなかったんだろう?
どうしてこうなっちゃう前にって。

いるでしょう?
なにかあったら話せる人。いないの?」

口に出そうとした、何人か浮かんだ人を。
でも口にできなかった。最悪だった。
精神的な距離感がつかめてなかった。
名前を出そうとすると、彼らの言葉がうかんできた。

「いっぱいいっぱいだと電話出られないんだごめんね。」
「自分の都合を正直につたえられる今の関係が気に入ってるの。」
「ごめん、なんていっていいかわかんないや。」

ささやかな不安を、日々のズレをその言葉に申し訳なくて
飲み込んだ自分。そして実際本当に切羽詰ったときには
あまりの重さにみんなが逃げて部屋に一人だった。

よく言われる、
あなたの周りにはこんなに人がいるのに
どうしていつまでも厳しい目をするのかと。

人はいう
こっちだって忙しいんだ、我儘言うなと
そういう心の弱さは作品で昇華すべきだと
都合のいいときだけ人間のフリをするんだね

でも出会ったきっかけは
仲良くなったきっかけは
私がその人たちのどうしようもない嘆きに寄り添った日だったりした。
いつかの見返りをもとめて寄り添ったわけじゃない。

その人が悲しんでる路地裏が自分が版画を彫ったりしている
この部屋の床とおんなじ地球にあるってことに
耐えられなくて会いに行ったのだ。

自分がつらいのに言い出せない人の悶える苦しさと
ただきいてもらえれば立ち直れるのにそれが出来なくなっちゃう
かもしれない夜の重さを
自分が行けば解放できるかもしれない可能性にかけて
私はいつだって家を飛び出す。

それは私にはナチュラルなことだった。
だからそうしただけだった。
それはこんな辛いんだったら鑑定とかブログとか相談とか
辞めるべきだよといわれたからって辞められるもんじゃない。
だって私自身がこういう人間なんだもの。

でも何故か人に関われば関わるほど、その部分が
自分に返ってくることがなくなった。
ひずみが深くなると、もっと他人の痛みには敏感になった。

この人の言うあなたが好きが、私を助けるためにもたらされるのはない
という前提で関わる私は人間不信で
でもそれゆえにこんな思いをするのは自分ひとりでよいと思うから
私の言動は自覚できるほど優しくなった。
行き過ぎた人間不信は人間愛になるんだなと思った。

大丈夫?ってかかってきた電話にのってお茶しにいけば
大半が相手の相談事で

あなたが好きだ救いたいといってくるひとは
不必要にトランポリンを広げてたってるから
まるで私に不幸が襲うのを待ってるみたいで
その人が私が落ちたときに是非言いたいせりふを練習してるのを
結局自分の映画にアクセントが欲しいだけジャンとおもったり

ブログよみましたって人の感想は
それに触発された自分の語りでしかなくて。
「もっと血のにじんだ文章を書いてください、期待しています。」
とか言われちゃったりして。

シックスセンスの流れ的にはこの出来事は....とか
待ってたみたいにほら彩様、人は裏切るんです、信用なんて馬鹿馬鹿しい
といって仲間に入れたがる人とか
欲しかったのはそういう理屈でもなくて

こんなことばっかだから
こういう人生だって思うことにしようとして
それを肯定するように霊媒さんは
「あなたが人を救えてもあなたを救う人はいないのです。」
といったからますますそうしようとした。

でもちっとだけ、「でも....」って心は言ったけど。

電話の向こうでかの人は言った
「あきらめちゃったらいけないの。
 決め付けてはいけないの。

5人が裏切ったら10人を探すの、10人がダメなら100人を探すの
きっとどっかにいるはずだから、あるひとが都合悪くても大丈夫な人は
きっといるから、探すのよ、絶対に探すの、アヤチャンを守ってくれる人を。」

「私はね、信じてるの
アヤチャンが仮にダメでも信じてるの
あなたは私が最悪なときに絶対に駆けつけてくれる人だって。
だから安心して私は何かに立ち向かえる、実際にそれを言わなくても。
そうやって安心できる何かを得ることはとても大事なことなの。」

電話の向こうで話を聞きながら
こんな警察官の説得みたいなDのゲキジョーのおける尼さんの金言みたいな
なんかで泣いちゃダメだ......

と、思っていた私は
彼女が宅配便の配達と自宅にかかってきた電話二本をブッチした
瞬間についに涙腺が緩んでしまった。

「た、たくはいびんが、らって.....」
という私に
「おまえここ(で泣くの)かよ。」
と呆れられながらも
私はこの人を信じてみようと思った。

私と話をする時間をつなげるために
自分の日常をゴク自然においやったこの人から
守られることを知ろうと思った。

さがそう。
私が辛いと泣いたら絶対的に駆けつけてくれる人を
なにも言わずに話を聞いてくれる人を

たとえ生きてるうちにそれが見つからなくても
見つけたって思った瞬間にマーク・チャップマンみたいな男に
撃たれて絶命する事になっても

そういう人を探そう。
世界中を走って探して見つけにいこう。

その夜、その人がかつて私みたいな心境で唄った詩が集まった
アルバムを聴きながら
祈るように版木を彫って、久しぶりにものすごく何かに安心して寝た。

そうやって一点、どうしても作りたくて
もうこれでオシマイのはずだったイクルのシリーズを48時間徹夜して
完成させた。

こうして絶対的に救う人間であり続けたい、という思いを込めた
Rock'n'roll Pieta-1の隣に
自分が救われる祈りを込めたRock'n'roll Pieta-2が
狼の画廊に静かに並んだ。

私はそれを満足して眺めている。
どっちもとても正直で、どっちもとても好きだ。

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2007年3月18日 (日)

結局ほとんど未発表作品だよ。

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結局48時間は起きてたんじゃないすかね?
前回の打ち合わせでテンションがあがった私は
調子こいて新作を作ったら
それらで予想以上にカベが埋まっちまいました(笑)

昨日はLAからのスペシャルゲストも来て
充実の搬入でした。

三人ともそれぞれ格闘家だったり
TATOOのイラストやったりとかって土壌があるので
(全員がそうじゃないですが)
BEAMS以上にスコーンと抜けててロックになってます。

ちなみにオーナーの飯島さんは
占い師に「狼にまつわる何かをやれ」と言われて
牙狼画廊始めたそうで、
そこで狼憑きが展示するっておもしろいよね?

さてパーティーは17時からですよ。
激ウマ中華でおもてなしです。
中華街ですから。

三人とも
歓談して交友関係ひろげてハイ、おしまい。
なんてパーティーなんかやるかバカ!!
って感じなんでお楽しみにね☆

Dscf2945

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2007年3月15日 (木)

今週日曜はライブペイントする空間で鉄犬が火を吹きVivienneパンチラ!?

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はい、お久しぶり。
今日は牙狼画廊での一匹狼たちのグループ展最終章
「ネオヤマトダマシイナリケリ。」
の打合わせを、鉄人飯島師匠の帰国にあわせて行ってきました。

飯島さんはロスでのアート活動の合間に
4/1にプロキックボクサー再デビューするっていうアーティストさんでして
いろいろやっちゃうVivienne的には
そのいろいろを発動する動機は一個なのになあ......
という同じため息をついてるだろうに活動がエラク結果だしてる
飯島さんをまぶしく思ってるわけでして
是非皆さんにもあって欲しい作家さんの一人です。
誰でもピカソに出てるよ!っていったらわかるかな?

飯島さんのWEB
http://www.green-thumb.co.jp/kojiiijima/home.html
でもって牙狼画廊
http://www.garougarou.com/

飛んでもらえば分かりますが、けっこう知ってる名前の作家いるでしょ?
某、恋愛決着するまで旅する番組にでたスーザンさんの個展では
二週間で1000人きたという大騒ぎだったそうです。

もう一人の作家さんの佐竹奈々さんとはハジメマシテ。
中華街のおいしいお店を知ってるオネエさま
http://gogonana.exblog.jp/
とりわけというか気配り上手だ!!
NITROとかって危険な文字の入ったパーカー姿に
あ、お近づきになりたいと思った次第です。

さて、私は今回
日本初公開のサンフランシスコ展示作品
3点
を出展します。
2_ayakondo

で、オープニングの打ち合わせをしたんですが
この画廊、ちょっと構造がおもしろくてですね
今回オーナー飯島さんが画廊上方にある
ロフトっぽいスペースを片付けたんですね。
したら画廊上方にステージが!!!

「Vivienne、どうせならここで歌いなよ。」
「えーいいんすか!やりますよ!!ヤリますよ!!」

二つ返事。

したら話が盛り上がり
私じゃあ、ライブペイントするわ!と、奈々さん

私はじゃあ、Vivienneが出るまえに太鼓叩いて
乾杯の時には作品の犬に天井から火を吹かせるから、
と鉄人。

じゃあ、やっぱ高いとこすからミニはいてパンチラですかね?
と俺っち。


 


滅茶苦茶です。

しかも当日はローカル新聞の取材が入るとか
横浜美術館の関係者が来るとか、
なんかすごいことになりそう。
勿論二次会は中華街にGO!!だね。

さて注目のオープニングパーティーは
3/18(日)17:00~
私は17:20には二曲うたって地上に降りますので
そのつもりでお願いしますね。

まー

パンチラはナシとしても以下のどれかはやりたいね
1.デス声で皆さんの頭の上からポエトリーリーディング
2.ガーターか編みタイツで大根脚拷問アピール
3.懐かしの漫☆画太郎先生作品「珍遊記」の山田太郎的ウッキーポーズ。

さて、忌憚なきご意見を書きたい方はコメにどうぞ。

てかキテキテ皆さん、きっと来て☆
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2007年3月11日 (日)

好きな男一人守り通せない俺はロッカー失格だ。

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連日の思考深度が深いせいか風邪をひいたようです。
ほんのりとだるい。

パンちゃん日記読んで告白してきた男の子にごめんなさいした翌日
「彼を特定したよ」っぽいメールをもらい、
万が一を考えてパンちゃんに連絡したら「...なわけネエでしょ!」的に
逆切れさせちゃって早数日。

じつはパンちゃんの記述でこくられて引き剥がしたのは
一人ではありませんでした。

ずっとどうしたら自分と近く関わる人間を守りぬけるか?
ということを考えて考え抜いた結果
出た結論はただ一つで
自分は誰一人守りぬくほどの力はない、ということでした。

自分の人としての力の至らなさに愕然としました。
愛した男一人なんとでもなる、何があっても大丈夫だぜ☆
と、言い切れない自分は人としてモッカー(木版ロッカー)失格だ.....
と思うにつけ、版木に向かおうにもネガティブな何かを彫りこむ苦痛に
耐えかね、手がつかず、ウタカタの振動で消え行く音に任せてギターを
ひきながらではどうしたら良いのかを考えていました。

思えば俺の悲願でした。

好きな人との日常をつづり、
安定した精神の中で自分と制作についてのスタンスを自問自答し
ロックを愛して仲間を大事にすること、
これは俺が霊媒になる前の当たり前の日常でした。

だからパンちゃん日記を書いたとき
ふっと和らぐ感覚にやっと戻ってきた気がしたんですわ。

まともに版木さえ触れず、鑑定とか御上の事とかその辺しか
考えることができなかった一年ちょっとの俺の精神的な希望というか支え。
それと、
ぶっちゃけ気味に日常を吐露したほうが護身には有利だったってのもあります。
昔から依存されやすい体質だった自分は
隠し事が苦手なのに何かを黙そうとするとそこをつくように
サイコパスがよって来やすいという癖がありました。

あとは鑑定した人が俺の言葉を判断するときに
欠点もMAXでさらして一人の人間としてのEDGEを出したほうが
俺の言葉を絶対的だとうけとって恐怖におののいたりしないで
安心して言葉を取捨選択できるという判断もありました。
只でさえ見えない感覚的な世界を、抽象論で絶対に近いトーンで語ることは
無用な恐怖をあおりかねないからです。

だから依頼人自身の人生の決定を促すために
俺自体は具体的である必要があった。

ただ、今の自分はやはり過去の自分ではないのですな......
言動が強くなった分、俺自身にぶつけられない感情を周辺の人間で
発散しようとする兆候は防ぎようがないかもしれない。
思い知りました。愛で救われようとするなんて甘かったのかもしれない。

どうしてこうなったのか?と思う中で
ジョーストラマーのDVDを見たんですけど
全力で駆け抜けた彼の50年を見ていて

俺は自分の壊し方がたりないと思いました。

最近の自分はぶち込みすぎた展示とかライブの依頼に
精神的な疲れが取れなくてそれを緩和することばかり考えてました。
バランスなんてきっと俺の生き方ではないんだ。「守る」だなんて。

先日歯医者に行ったとき今までで一番出血が多いことに
先生に驚かれ、多忙な日々の話をしたんですが
したら彼女が
「こんどうさんがそうやって血を流して頑張った作品をみて
 みんなが幸せになるんですねえ。」
としみじみ言いました。
「何言ってやがるんだ?」とそんときは思っていたんだけど

思えば歯茎くらいの損傷で済んでる俺は五体満足すぎる。
何も捧げちゃいないじゃないかと思い直しました。

今までの俺が語る「頑張ってる」なんて
頑張るうちにも入っちゃいなかったんだ。
自分を大切に思ってる誰か、なんて曖昧なものに振り回されているから
ダメなんだ
俺なんか壊れてしまえ、そして壊してしまえばいい。
ただし、建設的に。

甘すぎたし、早すぎた
自分を守ろうとするなんて。
突き進もう。

おそらくそれこそが自分に課せられた宿命なのだから。

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2007年3月10日 (土)

次のKURAWOODでドロップを唄おう。

Water_lilies
と、朝っぱらからめちゃくちゃにギターを弾きながら思いました。
こんな日が来るとは思わなかったんですけど
パワーコード弾きに飽きました。

だもんでA・D・B・C・Eというコードに変換できる曲を弾いてます。
他のコードはなんつーか、本をみても指の絵がオームの来襲
みたいにみえて気持ちが悪くて覚えられません。

こんなに荒れているのは朝っぱらからまたマイミク切ったりしてるからです。
なんだっけか、もうこれで19回目か?
いい加減ズーンという疲労が身体にかかってくる。

怒りとやりきれなさと罪の意識と。

自分がなんらかのかかわりをもった人の感情がおかしくなったり
暴走したりするのにどう責任をおっていいものやら分からない私は
悩むことすら疲れつつあります。

俺がこの世界にいること自体がやはり悪かもしれんと
ナインインチネールズのDVDを見ながら部屋でたった一人つぶやく私は

じゃあ、今死ねるか?
とナタをあてたところでその刃を右にも左にも動かせん。

どうしたら満足だ?
どうしたら今なら良いといえるのか?
という自問自答は
ともすれば、私が自殺する権利を得るために生きているとも
いえなくもない。

ここまできたら
自分はギターウルフのビリーさんとか
ジョーストラマーみたいに逝きたいんですけど。

でもこんなことを平気でブログにのせるのは
確信があるからなんだよね。

生きるために生きるという価値観が正当化されてる世界が
いきづらいのはボクだけではないはずだ。

大事なのは生ききる事で
むやみに生をむさぼることではない
かといってご都合的に死ぬことでもない

私が言いたいのは犬死するなということ。

というと、犬にもうしわけないかな。
御上がGoサインを出すまで自分から無理するなということ。

ただ自分の価値観が最近ちょっと崩れる瞬間があって
それはパンちゃんがニコニコして遊びまわっているときであって
このガキンチョみたいな笑顔をどうやってここまでキープしてきたんだと
おもうほどニコッとするときに
不覚にも自分は女ながらにキュン......としてしまい

ああ、この世界にこいつ一人残して死にたくないな
この人より先に死にたくない
と思ってしまうのです。

怖いし苛立ってるのは、
ひょっとしたらこの感情の変化かもしれない。

と、同時に
誰かからの感情の暴発が起こったとき
自分は狂乱した相手にいつ殺されても構わないと毎日覚悟を決めているけど
これがパンちゃんに及ぶかもしれないと思うと、どうしていいかわからない。
だからしばらく一人でいると彼に告げてしまいました。

隠し事が出来ない自分がとるべき選択肢は
関係が親密になって歴史が増えないうちに離れることかもしれない。

「誰かを好きになってこんなに好きな相手なんだよー♡」
とおもいっきし話す権利さえ私にはないのだろうか?

この部屋からは空の青さがわからない。

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2007年3月 9日 (金)

father、further。

Dscf2871

父親に認められたいと願うのです、
それはなんというか
もし仮に彼以外のひとが自分の生きかたを認めてくれたとしても
私は父が認めてくれないかぎりは
一生苦しみぬくと思うのです。

私は表現し続けるしか出来ない
そこに利害をできるだけさしはさまないように
一点でもいい作品を残そうとし
一財潰して土下座する自分のリスクと闘いながら生きることを願い

父は
安定した収入や結婚による社会的な地位の立脚を望んでいて
それは当然のことなんだけど

なんとなく、私は父の顔を見るたびに
「お前は俺の味方ではなかったのか?」
と問い詰められる気がしてしまうのです。

思えば彼は私が最初に守らなければならないと
幼心に認知した男だった気がします。
自分を構成している体の半分がどうしようもなく痛い。

だから私は今年の展示依頼やらライブ依頼やらを
練習する時間もないのに鬼のように受けまくっていて
きちんと向き合ったらカツカツなスケジュールに目をそむけています。

どういうわけか最近、

実家に帰るたびに父の言う
「世の中にはいろんな考え方があるが
 お父さんはお前の考えを正しいとおもえないよ」

という言葉が、何度も思い出されてどうしようもなくしんどい。

精神的な疲労と、肉体的な疲労をおしても
うたかたの泡のような期間であっても彼にみとめられたい。

いつか成功できるよとか
こころをプラスに保てとか
スピリチュアルな甘言、というか言葉はいくつも
思い浮かべても
この思いを払拭できないのであれば

真正面から向き合って潰すための戦いをするしかないと思うのです。

スピリチュアルに人がはまるのは
この世界が秒殺で答えを出すというのも大きいと思います。
その苦しみは前世のせい
この痛みは守護霊のせい
神様に願えば大丈夫.......

だけど娑婆が修行の場所であるならば
人は感情を動かして自力で結論を出さなければならんだろと
私は思うわけ。

自分の言葉を見つけるために
一定期間自分でいたみと悩みを抱えることは
人としての可能性の一個なんじゃないかとも思える。

NIRVANAのDVDいわく
「俺たちの真似ばっかしても俺たちにはなれないぜ。」

誰かの言葉ばっかむさぼって生きても
それはアンタの修行を生きたことにはならないんだぜ?

寿命をおえて天界とやらに還って
御上にかかと落としを食らう前に
僕たちは自分の言葉を見つけるための悪あがきに帰るべきだ。

しかし、ああ、畜生。
こんなにも心理が蝕まれてるのは何でだ?

あーあ、もう......死んぢゃえよ、俺。

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2007年3月 5日 (月)

ベッドルームに何か、いる。

Dscf2892
はい、BEAMS JAPAN(新宿BEAMS)4Fの女子トイレです。
後ろにうつる便器が大変にシュール。

こんなカッコで版画を彫りに週末通っているんですが、
客が10人もきません。
だもんで一顧客につき30分は長話してます。

6FのフロアのBGMからヴァセリンズというカート・コバーンが敬愛して
やまなかったバンドのCDをお借りしました。

で、NIRVANAもカバーしてるSON OF A GUNの歌詞が

Something in the bed room~♪

と聞こえるので、それが今日の表題でありまして
何だよ、これ、霊媒のうたかよ?
と、思ったら正しくは
The sunshines in the bedroomでした。
歌の内容はどうもベッドでいちゃついてるときの情景ですね。

スウィングして廻って俺の銃な息子ってもう決まりでしょう。
君がいるときベッドは太陽で
帰っちゃったとたんに大雨だよって言うくだりがちょっとかわいい。

こんな唄をルーリードとカーディガンズが歌ってる感じで全19曲。
モンスタープッシー!!とか叫んでるのがスカスカしてていい。

そうよ、私もさ、最近本心にきづいたんだけどさ、

私は御上に救われるよりもオトコに救われたいのよ。

救われたいし、掬われたいし、巣食われたい。
あ、最後の一個は余計か(笑)?
だからどんなに私を御上が愛しても私はふてくされた10代みたいな
顔してるわけよ、いつまでたっても。

でもこうして天罰もなく許されていきてんのは幸いよね?

さて、VaselinesのCD,
お奨めはSUBPOPから出ているWay of the Vaselines
NIRVANAは彼らをツアーに呼んだりゲストにしたり結構
頑張ったみたいですよ。

最近、私はそんなカートのロック少年マインドにすごく惹かれてます。

で、私はこれから明日の17時くらいまで寝ます。
どうも精神疲労が抜けん。誰か燃え尽きないための知恵をくれませんか?

そんなわけでおやすみ☆
みなさん。

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2007年3月 3日 (土)

手摺りTシャツ第壱号と写真披露。

Dscf2879
はい、Vivienneの手摺りプリント購入第一号のお客様とその作品です。
もちよっていただいたTシャツに税込み3150円の技術料で摺らせていただきました。

彼も満足、私も満足、之ただしき商いの形アルよ☆

ちなみにこのイケメン君はこんどうあやコミュの管理人であり
はるばる関西方面からのご出征であります。
ネットを通じての出会いがリアルで発展したすばらしい例です。

しかも、彼は顔だけの人ではないところが素敵☆
顔だけのオトコなんざ、

「なんだ所詮見た目だけかよ、だったらズリねたで終われよバーカ!」

でオシマイなんですが、
彼の自分の好きなことにまっすぐに向かい合うところと
それを語るはんなりとした語り口はいつも癒されます。

おお!
なんか会長のベタボメで終わってるぞ!!

それもこれもきっとジャニファンに殺されそうですが
二宮君を押し倒す夢なんか見てるから悪いんですね、きっとそうだ。
キスまでは頑張ってましたよ、あ余計な一言だ。

ヤザクレた日記に見るに見かねるからでしょうか、
私を好きだといってメールや手紙を書いてくれるひとが
結構いるんですけど、

その辺私はひねくれているために、
「でも好きだといって俺の窮地に誰一人いたことねーじゃん。」
とかってアンニュイな顔でストライクをくわえたりしてしまうんですね。

どうせ俺は誰にも気づかれず、
もしくは気づかれても猫みたいにきっと一人で死ぬさ、
と思う私は、だったら俺に構わず自分の人生を生きてくれ
でないと無駄なショックを受けるぜなんて思ってしまう。

で、そこにつけて自分が祖母をなくした経験から
家族の死でも3年もたてば乗り越える、だからいなくなろうが大丈夫と
やっぱり考えて終わるのです。

ここは病的であり、でもこういう思想が自分を極限の境地に駆り立て
試させる絶対的なスペックを支えているということがなんとなく分かるんです。

でも同時進行で
自分は精神が疲労するシグナルに敏感で正直であったりします。

社会における自分の存在価値を信じなくても
自分を大事にするというこの心理バランスを両立する思考は何か
ずっと人生の命題のように考えてたんですが

その答えはただ一つ
己のどうしようもないに正直かつ忠実に生きるしかない
という結論に達しました。

事務的な処理が一切苦手で作ることしか喜んでできないし
喜べることしか続かない私は
そこにプラスして誰かに何かを任せるのがすごく苦手です。

だから全部一人で抱える結果
よく壊れるし約束を果たすまでの時間が長いです。
いや、きちんと返事しないことも多い(←笑えない)。

でもちゃんとできる人がいる限りちゃんとできるはずと
思ってきましたが、飽きました。

ちゃんとするんじゃなくて楽をする方法を考えます。

いい加減を最たるところまで究めて晒した自分を
それでも好きだといわれたとき私は感謝とか
生かされている、という感覚を味わう気がします。

僕にとってはツクルコトと己の思想を極めること
そして人の人生にまっすぐに向き合って言葉をかけること
(ここは鑑定か)これしか出来なくてこれが手一杯みたい。

まあでも、これで良しか。

小難しいですか?すいません。
たまには女の我儘を書かせてください。
ひな祭りなんですから。

そういえば3/3は雌蕊という伝説のイベントがあった日だ。
楽しかったな、アレ。
あの時出会った人は素敵な大人になってるので
自分もそうだと信じたいぜよ。

そんな一日。
明日も14時からいや14時半か?BEAMS入りします。


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2007年3月 2日 (金)

出撃第四夜:最後の一曲で全員黙らせる。

Dscf2793
はじめての楽屋、はじめてのハコ。
勝手が分からない場所はいつもおずおずする。
てか、他のハコってはじめての経験じゃないか?

友達が貼り付けたアーティストパスにちょっと笑みがもれる。

たぶんここだろうと思って楽屋に入ると
セッション大会が行われていて、その光景にしばし恍惚となる。

ギターの運び方もままならないアタシが突っ立ってると
セッション同盟の中のお兄さんが言った。

「君のリハーサル、きいてたんだけどさ=」

「ああ、はいはい、あいあい(ど緊張)!(ビクン!!)」

「君.......やる気ないね!

「ええっ!Σ(T□T)」←超動揺。

「いやなんつーの、新しいよ、うん、新しいキャラクターだ。」

その一時間前、会社にて一時間早い早退を申し出ようとしたアタシ。
しかし、外出疲れが抜けないクタビレモードの所長はこういったのだった。
「こんどうさん、パーテーションを動かすよ。」

もはや絶対助けのいる肉体労働を所長に疲れたお顔で言われてしまっては
やりようがなく、アタシは時間ギリギリまで泣く泣くそれを手伝って
道に迷いながらハコについたのだった。

BEAMS展示直前の自分はもちろんリハゼロ。
開演15分前についたからテンションは電話番モードのまんまだった。
で、それがおもいきしバレタッぽいことに屈辱。
内心すごくあせる。

こ、今畜生!!!

こんな不完全でも浅草KURAWOODという浅草ジンタなども出演する
良箱に出ることにしたのは、ここのブッキングマネであり、熱い下町ロッカー
であるマーシが声をかけてくれたからだ。
きっかけは二回目のライブにきてくれたマーシのバンドである
東京ハウリングレコードのベースきょうちゃんとヤパニのるっぱちんが
感想を彼に言ったかららしい。口コミの恩には報いねば。

楽屋にいたのは三番目のパインズ+おみさんとカンが何とかって複雑な名前の
ブルースのおじちゃんだった。
アタシの出番は当然最初なのでチューニングと、電話番モードを払拭するために
フレーズを弾きだすと、にこっと笑ってパインズのお兄さんがあわせてくる。
それが気恥ずかしく、なんつーかいきなりブラに手を突っ込まれる気分で
もじもじしたアタシは、どう考えても乙女になってしまっていた。

セッションはやっぱり、セックスにちっと似ている。
ジャニス・ジョップリンじゃないけど。

そうこうしてる間に出番が来てしまった。
あせるアタシはセイジ(ギターウルフ)スタイルでギターを背負った。
しかし、またもやいつかやると思ってた事態が.....

ストラップが外れた。

楽屋出口でガコーン!!と壮絶な落下音をさせる時子弐号のネック!!
「大丈夫かよ!?」と怒号に似た呆れ声のカンのおじさん。

「だ、ダイジョブッす、大丈夫ッス!!」
と、間違って女湯に入ってしまった男の人みたいにそそくさと
舞台入りするアタシ。
しかし目の前はカーテンの海。
駆け足で舞台説明を受けた私は、上手も下手もわからない。
だからカーテンのつなぎ目っぽいところから入るとそこは、
ドラムキットの真裏。

つまり

ど真ん中だった。

こんな有様だからSEも準備中に終わっちゃうし、
カーテン閉め忘れてスタッフのお兄さんが駆け上がるのみえたしで
すでにダメダメだった。

しかも
「よおーす、俺たち見てるから入場期待してるぜ☆」
というパインズのお兄さんの期待に強引にこたえようとして
結局立ち尽くすという有様。

とりあえず、唄いだした。
この日のトークは、
「どーもー、金なし暇なし技術なし、VivienneAlice28歳デース♡」
という導入ではじめようと思ったのに、
.........その言葉を忘れた。
だけど、どうしてもここは譲れなかった。

「えーと、あのですね、なんだっけーあー」

とかいう私のぐだぐだな空白は3分は続いた。
多分、本気でどうかなっちゃったんだろう。
余裕で行き来する3人くらいの客を見ていた。

てかほぼ客いなかった。

二曲目悦子さん、三曲目Maggieの時、
どうしようもない違和感に気づいた。

おかしい、これ、音変だ、絶対変だよ。

中途半端にトークの途中で唐突に読み下すポエトリーを終え、
唐突にはじめたチューニングで理由がわかった。
ネックを落としたせいで六弦のGがAになっていた。

その後も、三小節弾いてディストーションかけわすれて踏みなおす
初心者過ぎるリアクションの失笑の中、
アタシはなんとしてもやる気を伝えなきゃと思い
メイクマネーって曲で吼えた。

金が欲しい、金をください。

虚空の客席に吼えながら、もう今日はどうしようもない
と思った。

最後の曲はMINDROCKSというリタジェイさんとの二人展の
在廊中に出来た曲で、
三日前の曲だったから歌詞も覚えてなかった。

借りたガムテで歌詞を貼り、
最初だけGを弾いたけど
もう無意味だとおもって途中でやめた。

裸のあたしの声だけが会場に響いた。
「101_vol_1.mp3」をダウンロード
途中で自然に手が動き、拍子をつけた。
伸びていく声に至らなさが解けていく。

なんとなく、詩人だったときを思い出した。
韻も踏まず、ただスピードだけで読み下す私のリーディングが
顔を背けて出ていく数人と、まっすぐな目で見つめる何人かと
そしてやっちまえという常連との間の感情の渦の中で
ドバッと流れたBen'scafeの日々。

読んでいる間に変わっていく空気を味わいながら
そのJET感に身をゆだねる爽快感。
あの空気が大好きだった。

それに近い何かが、おこったようだった。
凪をうったように会場が静まっていた。

「こ、これでもロックなつもりなんだ」とか何とか言って
私はステージをおりてがっくりした。
これで最初で最後のKURAWOODだとおもった。

しかし、読みは外れた。

ドリンクブースのマーシが笑顔で
「すごくよかった。」といった。

その奥からさらにお兄さんが出てきて
「いやあ、ボクは彼の前にブッキングマネージャーをしていた者で
今日はたまたま(ドリンクブースに)入っていたんですけど、
最後の曲すごかった。今あれだけ人を引き込む人は滅多にいない。
すごいものを見せてもらった!」

などと言いながら名刺をくれた。

「是非またお願いします。」

「え、え、でも下手くそじゃん、ダメダメだったじゃん!?」
とあせる私にマーシが言った

「確かに........技術でダメだって人はそれまでだと思う。
 でも、そこで聞いてない人には伝わるよ。」

「..............。」

「なんか、Tさんっていう人がいてさ、その人にあって欲しいよ。
それにもっとたくさんの人に聞いて欲しい。」
マーシが続けた。

あ、ありがてえ........。

帰り際、パインズのお兄さんたちに挨拶した。
「いや、なんか考えさせられたよ。」
え、技術のこと?社交辞令?
打ち消すのは簡単だったけど、まっすぐに目を見てくれたので
素直に喜んで信じたいと思った。

マイミクになったし。

帰り際、マーシに聞いた。

「あのさ、マーシ、お客さんを呼ぶには何をしたらいいの?」

路上だよ。路上に出て唄うの。
そういえば、彼のバンドを知ったのも路上だったっけ。

ヒロキの兄ぃにも言われてた路上という道を本気で考え始めた。

ライブのあとは燃焼しきって結局何も出来ないから
最近深くなった愛奴の家に泊まりに行くことにした。

ごろんと敷物に横になって、
買出しを頼まれた食い物であるところの塩焼きそばを食う彼に

「なんか気に入られたよ。」
というと、彼はフフンと笑ってキャスターに火をつけた。
もう彼の頭は仕事のことで満たされているようだった。

好きな男の前では歌わない(てかたぶん、どん引かれするから唄えない)
アタシなので彼は私の歌をしらない。
アタシはアタシ一人の充足の中で眠ることにした。

数日後4/17のブッキングのオファーが来た。

この日、赤字13500円
ミュージシャンの知り合い一組と
新しいハコを得た。
アタシのロックンロールはまだまだ続く。

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2007年3月 1日 (木)

出陣第三夜:三曲目でピックがはじけ飛ぶ。

Dscf2748

はい、ものすごい顔してますがカヤコではありませんよ。
びびあんです。唄ってます。女らしいコスが台無しです。

ではライブ報告日記は以下より。

「あのう。」
おずおずと私はマスターからこの人に聞けばいいよ、と紹介された
対バンのギターさんに話しかけた。

「あの、一番最初と最後の弦がEってのはわかるんですけど
 あとのチューニングってどの音ですかね?

「あ、あのこの弦はAでこれはBです。」
とかいいながら、彼の顔はマジで戸惑っていた。

この日、ステージ上でチューニングに挑戦することになった私は
出番前になって自分がチューニングで合わせる音を全く覚えてないのに
気づいた。
そしてこの時点で、きっと可愛く見えるはず、としてかぶっていたニット帽が
どうみてもレスラーにしか見えないという驚愕な事実をDVDで知るとも
思っていなかった。

この日、はじめての出番が二番。
切り込み隊長ではなくなった。
ゆえに楽屋でこの日の注目の若者とトーキング。

「あの、Vivienneさんってみえるってどんななんですか?」
「あーとね、映像がかぶったりすんのよ、それにタロットとかひいて
 流れをよむのね。」

そのとき、
なぜか私の脳裏に竹刀をもった紺色のかすりの腕がみえた。

ストライクに火をつけ、彼に伝えてみる
「あんの、兄さん、竹刀の手がみえるんだが心当たりは?」

「......なっ......なんでボクが剣道やってるの知ってるんですか!?」
「いや、まて、別にオレは知らん」
「なんですか!?ほっ....ホンモノだあっ!!」

びびって後ろに下がる彼にびびる私。

「や、いやだって見えたただけって、それに時代がさ、なんか変だよ。
あ、でもコノコはこういう状況でこういうことを考えてるから、
多分この辺が生きる目的っぽいよ。」

「ま、まさしくそれ、今の俺ッス。」

あ-またカルマバスターやっちったよ.....と思いながら階段を下りると
一番目が出ている。
Vivienneは思っていた。
私より前なんてきっと相当下手に違いないと。
しかし事実は違った。

........上手かった。

ただ、はじめてのアピアライブだったから出番が最初なだけだった。
彼の歌を聞きながらいつまでも下手にならないテンションに
私は泣きながら店のアジアンでエキゾチックな壁を殴った。

いつもの写真係が消えた最前列は
ちょっとだけ客席を広く見せた。
オレッチのコミュを立ち上げてくれたお姉さまたちが見える。
でもライトがきついからあとは難しい。

久々に恋の歌からはじめた。
三曲目は「悦子さん」だった。
コードのループを三回くらい回したあたりだろうか、
指先から

ピー......ン

と何かが跳ねた。

ピックだった。

恐れていたことがついにやってきた。
オレッチはひどいと一曲、もしくは30分の練習で一枚ピックを
破損したり飛ばしてしまう。
だから同じことをライブ中にいつかやると思っていたのだ。

だからこの日のライブ、左横の椅子に10枚くらいの大量のピックを
乗せてあったのだが.........

遠かった........。

椅子はあまりに遠かった。

アタシは覚悟を決めた
ふごおおおおおおおおおおおおおお!!!

見よう見まねでフィンガーピッキングに挑戦したら
親指の爪での鬼ストロークでなら音が出るらしいことがわかり
そのまま弾きくだした。

一瞬使った人差し指の甘皮の辺りから裂けて血がにじんでいた。

力を入れて弾かなくても音は出るらしい。
でも、ピックでもなんでも力を入れて気合で弾かないと
今はアタシの本気が伝わらないんじゃないかとひどく不安だ。
たぶん半年は、これがつづくんじゃなかろうか。

周りが見える余裕が出来るまで。

出番が終わると、一番目の上手い子君が走りよってきた。
「話を聞きました、僕も見て欲しいんですけど!!」
必死な形相だった。

自分も友達に挨拶したかったし、他のライブで勉強しないとマスターに
怒られちゃうし、怒られんの好きじゃないんだもんだから
wait!を繰り返し、最後のライブが終わって楽屋で一息つくと彼が上ってきた。

「君もアタシもお客が待ってるでしょ?
 だからオラクルカードで軽く見てみようか。」

「お、お願いします。」

「引きな。」

ユニコーンのメルヘンなカードをざっと並べて三枚引かせる。
すると、自信つけろみたいなカードが結構出た。

「あんた、弾くの上手いのに自信がないらしいじゃん?どうしてよ?」
ストライクをくわえることにした私。

おずおずと彼。
「.....そこが悩みなんス。ちゃんと人がきいてくれてるのか不安で不安で..。」

そんなこと言ったらあたしはどうなるよ......?
としょっぱい気持ちを抱えながら煙を吐いて私は言った。
ちょっと過去の自分の頭を軽くなでて。

「自分の評価を他人にゆだねるからそうなるんだよ。」

「人は自分の欲しいヒントが欲しくて表現に触れてくる。
 だから必要がなくなったら離れる人もいるし、方向性がかわったといって
 怒ったりする。だから他人に評価のすべてを任せたら自分のやりたいことが
 できなくなっちまうよ。だからいつだって自分が自分で納得できることをやるんだよ。
それが君にとって何かを考えるんだ。」

話しながらタローをめくると
彼に微笑みかける仲間が見えた。確か。

「大丈夫だよ、仲間大事にして自分を信じな。
..........ところであんたいくつ?」

24です。」

ぐわあああああああああん; ̄ロ ̄)!!

若っけーじゃん、ワッケー。
なのにあんなに弾けるのか?ちょっとこれってショックじゃないのよ、
Vivienne........。

「.....あた....あたしなんて28だよ、なのにあんなに恥晒して唄うたってる。
 大丈夫だよ、あんた。」

「ええ!あなた、と、年下じゃないの!?........あんた....かっこいいよ!!!!

「じゃあ、メアド交換する?今度コード教えてよ。」
「いいよー。」

こうしてVivienneは技術以外の無軌道ぶりでミュージシャン友達をさらに増やした。

ここでマスターが精算で私を呼んだ。
「最近ちゃんと練習してる?まあ、忙しいとオモウケド...」
俺、苦笑。
「でもね、Vivienneはもう少し一人でやったほうがいいよ。
でないとサボっちゃうきがするから。」

赤字12500円、カルマバスト2人分、
気の置けない友人3人と呑み第三夜が終わった。

次のアピアは3/12(火)

残りの写真はVivienneコミュにUPします。



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