« 軽く人間不信。 | トップページ | 甘えん坊将軍ども。 »

2007年2月 4日 (日)

絶する望みから生れ落ちる希望。

相変わらず、風呂に入ればめまい、
でも何故か汗を出さざるを得ず、タバコふかしては倦怠、
しかし煙をいれずにはおれず。

そんな最中に私は通算17回目の別離宣言をした。
今度の相手は実生活でも精神的にも右腕な相手だった。

頼むからもう一度電話で話せないか?
友人として続けてくれないかという懇願の全てを私はさえぎった。
涙ながらのメールにも返信しなかった。

自分にとっての利害のためにこの人の執着を利用するより
彼に彼であり続ける道を選んで欲しかった。

「それでも死んでしまうよかましだよ。」
タイプの違う絶望から口に出たある人の言葉が背中合わせの答えになった。

自分がダメージを受けても、
自分の時間を割いてでも言葉をつくしたり、やっと頼れると
思った人ばかりが情の渦で狂ってしまうこの人生の中で
もはや人を信じたり愛したりすることは
自分にとって罪である気がして、

だれかが奪い取れるだけの作品とか存在だけを残して
自分はもう誰も信じるのをやめようと思った。

でもそんな中でも夜中にある人からかかった電話の痛みに
頼まれてもいないのに寄り添いたいと思った。
深くかぶった布団からおきだして最終間近の電車に乗った。

その人は語らなかった。
だからただ隣に座ってみた。

「キミも大変だったみたいじゃない?」

でも私は自分の中のゴチャゴチャを追いやった。
役に立ったのか、邪魔をしたのかわからないまま家に帰り
日のあたる坂道に顔を照らされながら思った。

求めるべきは、背中をさすり続けてくれるナイチンゲールではなく
全てを賭けても守らなきゃいけないと思えるほど大事な人間を得ることだった。

霊媒先生のことばが身に刺さる
「たとえあなたがたくさんの人を救えてもあなたが救われる事はない。
 ........ねえ、彩さん、そう思ったほうが楽ではありませんか。」

月の満ち欠け
運命の輪廻
チカラの上昇
関わる人間の増大

そういった全てが引き上げられるほど
自分の身体にかかる負荷は経験の蓄積と
逃げ出したい発狂寸前の思いに加速して増大し
そして自分の状況はますます人の理解から外に追いやられていく。

そんな状況下で耐え抜くために私にかけられた道は
それでも絶対に還ってきてやると叫ぶ力を得ること

なぜなら私の魂は海女のように潜るから。

私はアリスなのだ。
アリスは助けを求めない。
冒険をすすめていつか現を棄てるのだ。

そのためにはより深く人を愛するしかなさそうだった。
たとえ混乱を今以上に招いても、そこしか進む道はない。
求めるものが変わった今、
私のギアは再びどこか別な何かに向かっていく気がする。


静かでささやかな日曜日。

|

« 軽く人間不信。 | トップページ | 甘えん坊将軍ども。 »