« お笑い、センス、そしてOZMA。 | トップページ | 明日はライブという名のお遊戯会。 »

2007年1月14日 (日)

我が人生のハードコア。

しばらく日記を休んだのは、
今回の生理期間の体調不良の余波と呑みすぎです。
久々にやられました。

呑みすぎたのは現代美術のアーティストさんのスタジオにいって呑んだからです。
人の家はおろかスタジオなんてほとんど行かないのですが
なんかね、作家さんのスタジオって希望のにおいがします。

ここであの作品ができているって感覚は
想像の根本っていうか、内側からなにかを感じ取った気分になるんですよね
ちょっとしたトクベツな感覚というか。

サンフランシスコのMOMAにいって再確認したんですが
アンセルムキーファーの作品が改めて強く好きです。
かれの言葉も土くれもメタルも全部ひっくるめて展開するおっきい画面は
いつも厳しいのに希望のにおいがするんです。

希望ということはいつも私の表現の根本をなしています。
それを目指している感覚があるから
ネガティブな自分を吐き出せる。
そこに到達したいという走る気持ちが、その過程でそがれ落ちていく
ものを具体的に描写することを許してくれる。

でも、同時進行でそれを自覚すればするほど
自分が現代美術という領域からどんどん離れていくのを感じます。
少なくとも私はこの領域で生きていこうとする立ち居地意識を
棄てるのではないだろうか。

大きい作品を作ること、いやそれだけがすべてではないのですが
自分の作品に高い値段がついてその価値を認めてもらうってこと
その場合の客層とかが今の自分の実感から遠いのです。

たぶん私は自分のファンという人、友人
そしてキッズを愛しすぎているのだと思います。

彼らの手にいかに届くか
彼らのすぐ近くで存在するにはどうしたらいいのかな?
そればっかり考えています。
おそらくそれは、自分が過去に引きこもってしまった5日間の中で
CDと雑誌のなかのかっこいい人たちの中に希望を見て
精神的に生き延びたという経験が強く刻まれているからだと思います。

私は賞に応募することがほとんどありません
と、いうのも昔応募して落選した展覧会の入賞作家展をみたときに
その作品たちが著しく審査員の作品に似ていたのを見て
失望したからだと思います。
賞歴は、大きな武器になると知りながら、
一部の人間の価値観の中で自分の優劣が決められることが
どうしても納得いかないのです。

そう認識してしまうと、もう賞の審査をうけるということが
へりくだるということとしか思えない。

でも逆に同じ審査員がいながらアカデミーとかグラミーなんかが好きなのは
たぶん大衆に提示されたセールスという具体的な結果があるからでしょう。

私が東京で展示しても
それは一部の人間しかみないものであるかもしれませんが
自分が望んで納得できる環境で出来る点でマシです。

PUNK attitudeというDVDの最後のほうで
インターネットっていうのは最強にPUNKだといった人がいました。
自分たちの手で自分たちの世界をつくれるという点で。

自分が来てくれたらいいなと思う人に50円の誠意で葉書を送り
本当に必要だと思う人は検索して自力で調べてよと吐き棄て、
そして私は自分の作品がMAXのテンションを維持した状態で
世の中に出るようにケアしながら
その作品が人を惹き付けるチカラをつよく信じるのみです。

ホンモノなら、
たぶん、人に教えずにはいられないはずだ
ホンモノなら
人をひきつけるはずだ。

非難であろうが、賞賛であろうが
人を躍らせればこっちの勝ちです。

人は所詮作家の本質はわからん。
語れば語るほど、知れば知るほど自分の中でのその作家の
立ち居地のポジションが明確になるだけなんだからさ。

毎日、毎日、言い聞かせます。
朝起きて、顔洗って、道を歩いて、そんな瞬間の刹那に、

「俺はVivienne.A.Kondoという領域において
最強の女霊媒だぜ、ただ思い出せてる領域が完全じゃないだけで。
そして自分に対する追い詰め方は誰にも負けやしないんだ。
だからどっからはじめたって上り詰めることが出来るんだ、
それを狂信的に信じて
時に有言実行というリスクを使ってでもヴォルテージを上げ続けてやる。

そのためなら過去の経験でも
信頼にたる人間が与えてくれたものでも何でも貪欲に使い続けるんだ。
少しでも前に行くために。ただそのために。」

それがマサヒロCEOという不世出のクレイ爺の末裔としての血族意識であり
私のハードコアなんだと思ってます。

スリップノッドとかではなく
もしくは本番上等のハードコアポルノではなく

自分の中心という核を鍛え上げて立ち続けるそういうハードコア。
だからこそ私は
モハメドアリみたくノエルギャラガーみたく
ハッタリ続ける人生を選んだんです。


はっきり言って負けやしねえよ。

|

« お笑い、センス、そしてOZMA。 | トップページ | 明日はライブという名のお遊戯会。 »