« 一生ニートでも構わないと思う。 | トップページ | 荒野に叫ぶ馬鹿女一名(ライブ写真つき) »

2006年12月 7日 (木)

宿業に沈む。

Msg116054778249







父さんは言った 息子よ
大きくなったら
傷ついたものの救世主になってくれるかい
打ちのめされてダメージされたものたちの?

12歳の時、ある日突然クラスメイトとコミュニケーションできなくなった。
大好きだった女の子とも話せなくなった。
嫌われていたわけでもないのにどうしようもなかった。
すでにクラスの頼られ役だったからうまく弱くもなれずに
混乱する状況の説明も出来ずに
ある日死にたいとつぶやいたら、クラスのみんなは遠巻きになった

帰りの会で議題になったとき
やっと誰かがいってくれると思った。
だけど大人も親も遠巻きだった。

中学入ったらクラスメイトに敬語で話された。
自分にまとわりつくのは光GENJI好きの粘着質の女の子只一人。
親父がストレスから不眠になった。
隣の部屋で寝る私が愚痴の聞き役になった。
母上が困惑した
さらに母の悩みを聴くようになった
移ろいやすい彼女の心情を思えば
今自分が学校で置かれている状況を話すには酷な気がした。

そして私が口を割ったら家族が崩壊すると思った。

体がそんな私の心情を代弁して壊れた。
担任が気づいた。
やっと救われると思ったが一年でトバされた。
以降、ちょっとでも自分の内面を話せそうな人はみんな遠くに言ったので
ますます何も話せなくなった。

19のとき、やっと聴いてあげるという予備校の講師にあった。
彼の時間が空くのをまって、二週間心待ちにした。
もう自分は感情の在り処がわかんなくて
氷みたいに感じてたから救いだと思った。

二週間後の台風の日、彼じゃなくて一緒にいた同僚の講師に言われた
「先生は君一人のものじゃない」
わかりましたと会釈して帰った。

その日はじめてカッターを持った。
自分がここにいるということを自分で教え込むには痛みしかなかった。
それとずっと聴きたかった言葉を待った。

さらに遠巻きになる人々。

最初の男に振られたとき、父は言った
何でそれをするんだ?
「お父さん、ごめんなさい、行為の説明は簡単なんですけど
複雑すぎて言葉にはできないんです。私がすべてに口を割ることは大事なものを
壊すかもしれないんです。」
だから何も言わなかった。

友達のお母さんがカウンセラーになった。
抱きしめてもらってもう大丈夫だと思った。
彼女は私を好きになったといった。そして相談内容を明かして実母を説教した。
高笑う彼女、うつむく母親。
以降母がすがるように笑うたび、他人に心をわったことを後悔した。

助けを求めれば人が離れ、話された人は人を傷つける。

だからぶちまける場所を求めて詩人になった。
支持されたことを理解者だと勘違いした。
名付け親と喧嘩して、会場の人に非難されて
認められたのは心ではなかったことを知った。

また身体を傷つけて。
でもダメだと教えてもらって
板に向かって版画家になった。

こころの理解は誰にも求めず。
ただつながれれば良しとして、自分は作品の影に身を潜めた。

霊媒になった。

リストカッターの女の子が腕を見せて前世を知りたがった
状況を説明しようとしたからさえぎって抱きしめた。
耐え切れない思いに泣く人がいた。
話してみなって言ってみた。
会話が混乱する人にあった。
状況はあとでまとめることにして話を聞いた。
様子がおかしい人に一言だけメール打つ。
気になる人がいたら作業をとめる。

すべては、シックスセンスが命じたんじゃない。
自分がかつてしてほしかったことだった。
心がいたい人をみると、自分の中のミラーニューロンがうずきだす。
自分がもらえなかったものを人に返したら幸せになるんだと思った。

それでもグワッと来る人を抱えきれずに聞いた相手に思いを吐けば
体の関係で答えを出そうとされ
都合のいい時だけ人に返る奴と罵られ
あなたは強く生きるべきと足蹴にされた。

私が人の異変にきずいて声をかけても
私に同じことを同じタイミングでしてくれる人はなく
私が只聞こうというスタンスで接した人は
私では受け止められないと困惑される

その痛みがますます、誰かの痛いと反応し、Give and Takeが崩れた。

どうしようもなくなった私はついに唄を歌った。
歌う場所がほしくてライブハウスに行って何だか受かって
明後日が本番という昨日、技術力の不安とそれ以上の恐怖でパニックして
泣き崩れた。

唄うことまでもが誰かのものとなったとき
私は私一人のために存在するものをすべて失ってしまう
という恐怖が尋常じゃない頂点に達した。

人は言う、甘えるなと。
でも時には甘えたくなるよね、とそう私が接した人に私はキレられる。
返せとは言わないけど、

あなたに人は救えてもあなたが救われることはないという言葉が身にしみる。

ときどき感じることがある
彼女に見守られてるって
かと思えば逃げ出したいときもある

SFのギャラリーで、オレゴンから来たギャラリーアシスタントの
22歳の男の子と話した。楽しかったけど「違うなあ.......」と思った。
自分から踏み込んで二度と連絡取れなくした人を思った。
「違う」ということについて思考が進むとき、耐え切れなくなって
ホテルのベッドで「胸がいてえよ」とつぶやきながら寝た。

翌朝、二日酔いの予防策なしで寝た私の寝起きは最悪だった。
いつから私はこんなに演歌の男みたいになったのか。

帰りの飛行機で、隣の中国人男性が親切にしてくれた。
あげた名刺にキスをして、お守りにあげた石にもキスをして
電話をしてといわれた。
でも、一瞬でも「肝ッ.....」と思った相手はやっぱ恋じゃないと思う。

愚直に信じてた。
行きの飛行機の荷物チェックで、
チェックのお姉さんに七つも突っ込んだス○ンを見て無ぬフリされた恥ずかしさを
背負っても、信じてた。
私を支え続けた最後の砦のロックさえ共有の産物にしてしまう私に
御上は私をみつめて支えてくれる男をくれるって。
なぜなら私は本当にもう疲れていたから。

SFで私が知ったのは、自分が何故モノを作り続けるのかという理由と
前世が知る歌と、思った以上の喪失の胸の痛みだった。

絶望すればするほど声が変わるのがわかる。
唄が強くなり、作品が愛される。

もし自分が、この世界の創造主だったらどうするか考える。
己を救うために作った何かでさらに数人でも影響を与える人間に
何かを作らせることをやめさせるだろうかと。

ロスでみた男という希望は、序章ではなく
永遠に失う代償の具現化かもしくは
私はそのとき選んでしまったのかもしれない。
助手席で手を取らなかったことで、何も告げなかったことで。

そして、17年のすべてを知る。

御上は、

御上は何かを作り出して昇華できる人間に救いを与えない。
只黙ってそのチカラを引き出させるためにすべてを遠ざける。
そして私はその絶望の中からモノをつくり続け、
それは巡り巡って誰かのものになるかもしれない。
その結果、作り続けるものにハイクオリティを求める限り
多分私は一番ほしかったシンプルな何かを得られない。

これがモノツクリの私に課せられた業であり代償なのだ。
そして私はそれを受け入れるしかない。
だって私はモノをつくることしか出来ないのだから。



帰りの会で議題になったとき
やっと誰かがいってくれると思った。
「 ど う し た の ? 大 丈 夫 ? 」
って。

「とりあえず話してみ?大丈夫だよ、どこにも行かないから」
っていわれるだけの問いかけ。

何を話してもニコニコと聞かれるだけの空白。

もしくは、言葉にしないことさえ許される寛容というぬくもりの何か。

12歳の要求して当然のことは28歳のわがまま。
だから私は幼いコドモに大人であることを強いる社会を永遠に憎む。
なぜなら受け取っていい時期に受け取れなかったものがもたらす代償は
あまりにも大きいのだから。

どうしたのって聞いてよって言えなかった。
そうやってもらえるどうしたのはすでに私が人を使って作った作り物だと思ったから。
だからどうしたのって言ってあげてと言う。
それは誰かには作り物にはならないから。

僕は自分の傷をさらしだす
声援を送って
すべての傷ついたものたちに
よく聞いて
これが僕たちの正体なんだから

公衆の場で明文化することは、それを与えられないものにするのではなく
自分の意思で捨て去ること。
午前三時で涙が止まって、布団に入ってこれを決めた。
私がものを作り続けるすべてを才能というのなら
わたしはその業を受け入れようと思う。
一生ニートとかいうぬるいものじゃなくてもっと強く。

僕はただの人間
ヒーローなんかじゃない
ただの少年がこの唄を歌わなくてはならなくなっただけ

恵まれた環境で生きる私が何を言っても説得力はないけど
でも、本当のことを書けばたった一度でいいから、
許されてみたかった。

僕たちは続いていく
僕たちは続けていく
たとえ君が死んでしまっても 信じてほしい
君の記憶は生き続ける
僕たちは続いていく
君が傷ついて打ち負かされたって
残された者は疲れても進み続ける

アタシは近藤彩からはじまってDr.MiLkになってこんどうあやになって
美虎になってキックでVivienneで
これからももっと変わるかもしれないけどさ

もしも君がこの長い文章を読んでて
私が倒れるまで友達だったら約束してくれる?
骨を拾ってほしいの。
どういう形でいつ終わるかわかんない人生だけど。
そしたら私は心からきっとあなたを信頼できる。

そしたら私はプライドを貫いて海に飛び込んだ前世と
あいも変わらない感じで宿業に沈み
この身体を納得するまで使い続けることができるんだわ。

なんつってね、どうぞよろしく。
さー明日、何唄おうかな。

[WELCOME TO BLACK PARADE]/MY CHEMICAL ROMANCE
より太字部分歌詞引用。

|

« 一生ニートでも構わないと思う。 | トップページ | 荒野に叫ぶ馬鹿女一名(ライブ写真つき) »