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2006年10月18日 (水)

死亡遊戯。

「あめりか効果、とでもいいましょうか。」
と、電話の向こうで彼女がひとこと言って間をおいた。

「こんどうさまの心の奥の毒が一気に表面まで出られたようです。」

シックスセンスの予言は時間差で一気に暴発することがある。
まるで時限爆弾みたいに。
多分、自覚が症状を加速させるんだろう。

私の身体は発熱し、
蕁麻疹に包まれ、
のどの痛みで息さえも苦しく

私は唐辛子味のドンタコスとかカロリーの高くて香辛料の効いたスナックを
クエン酸で流し込んで丸一日寝ている。

仕事がどんどんたまっていく
信用も多分どんどん失ってる

でもしかたない。

たまにグワッと発熱。
汗で体がドロドロになる。
おまけに生理がぶつかってる。
グレープジュースみたいなおぞましい色をしている。

六力さんは定期的にこういう事態に見舞われることは
お互いの情報交換でわかっている。
私たちはこれを「組み換え」と呼んだり、
浄化とか言ったりしている。

ある人は眠気でおこることもあるらしい。
ずっと吐き気が続くとか、だるいとか。

ただ共通することは
その状況を抜け出すと一気に体が「軽く」なる。
「見える」ことがパワーアップしたりする。

なんつーか、さなぎというか
ドラクエのレベルUPの気分だ。
たとえるなら。

基本は医者に行く。
でも何週間たっても何も変わらないときは
六力さんに連絡をとって見えないものを見てもらうことにしている。
それでも同時に、
医学に携わる人間の意見も再度尋ねる。

非科学だろうが、
普通の不養生だろうが

自分がすばやく納得いき、対処可能なほうをとる
一番大事なのは心の不安の暴走を回避し
自分に出来る手段を講じることだと信じている。

アタシの場合は、二通り。
皮膚に変化がおこる。
体全体がくまなく発熱して、じんじんと蒸気のような汗を感じる場合は軽度。

重度は今みたいなやつ。
蕁麻疹を伴う発熱。皮膚に熱だけじゃなくてかゆみが生じる。

実はLAのオープニングパーティー前後が、最高につらかった。
顔がアトピーがひどい時みたいにばさばさと剥け
まぶたの上まで腫れ上がり
化粧でごまかしきれない赤みが露出。

夜になれば会食の途中で体の締め付け部分や
おなかとか脚とかの関節などに蚊に刺されみたいなものがでて
シャワーの前に身体をみれば
膨張したはんぺんみたいなものがたくさん張り付いて赤くなり
あまりのつらさに日程を変更し早々に帰国しようかとも考えた。

しかし何故か、砂漠に向かう前後から
どんどんと症状が緩和されていった。
岩の転がる砂漠の真ん中で
私は確かに耳の奥に

「キーーーーーーーン」

という甲高い音を聴いた。

冒頭の占い師である彼女に言わせればそれは
確かにスピリッツの祝福という。
そして時間差で浮き上がってきた体毒に苦しむ、それが今だ。

こんだけのことをこえて
棚の上のものをひょいってとってあげるみたいに
人の何かにこの力をやくだてたいと願って耐えても
偏見と嘲笑にあう。
キグルイの名の下に、今までの人格と履歴は無視されて
レッテルを貼られる。
それがこの国での現実。
だから理解に対する欲求を極限まで殺すようになった。

みとらの部分を棄て、あやだけをもとめるひとに傷つき
かといってみとらの部分を愛して内側に入ってこようとする人間も刺さなければならず、
そんな戦いを意識して毎日を過ごしてきた私にとって

アメリカの個人主義はLAの気候の爽やかさも手伝ってか
異常に心地よかったのだ。

日本を棄てようかな、と本気で考えることが多くなった。
この国で私のアートも私も必要ないだろうとか

鉄馬に乗ることを覚えて
現地のネイティブアメリカンと交流してくらそうか?
みえることが日常で、かつ自然体であり
なおかつ人格が無視されない世界にさ、とか。

こんなことを考えるのは、体毒が言語化されているのか
単に体が弱って弱気なのか
どっちでもあってどっちでもないかもしれない。
かきたいからかくだけだ。

でもナルシストだとはおもうけど
自分がこういう弱さを抱えているのを自覚できると安心する。
だってむき出しの弱さは人間の証だとおもうから。

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