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2006年8月29日 (火)

男の子が好きな私の友達の話。

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19歳のときかな。
つまはじきものでクソまじめな女の子だった私は
時々外で強烈に一部の男の人をそそったときがありました。
マグナムっていうロバートキャパの展示で出会ったのも
そんな人で、後日デートに誘われたんですよ。
そのときにこんな話がでたんです。

その人がある友人に
ゲイだとカミングアウトされたらしんです。
そのときに彼は驚いて
「ええ、うっそ、
 じゃあ俺一緒に風呂とか入ってまずいじゃん!?」
といったそうですが

そのときにそのゲイの友達は言ったそうです
「じゃあ何か?お前は女だったら誰とでもやれるのかよ?」
って。

つまり、性的対象とタイプは別物であるって話なんですが
私はそのときに凄く同性愛者への見方が変わりました。
やっぱり私はゲイという人たちを
男と見れば追っかけるステレオタイプのイメージとしてしか
みられてなかったから。

自分の身に返して言えば男の人と会ったとき常に
「やだ、きっとこの人私とやりたいはず...」と
思うようなもんでそんな女って自意識過剰だと思いません?

逆の立場になれば私は常に
「こんどうさんは男だったら誰でもやりたい」人
と思われ続けるよなもんで
やっぱりそんなのって失礼千万じゃないですか。
私だって好みはあるんだ!好みは!!ってなりません?

だからゲイというだけで偏見を持つ男の人と会うと
「この人きっと自意識過剰なんだな~」と
覚めた目で判断するようになってしまいました。
少なくとも私は。

あと、ある予備校の先生がやってた戦争問題を扱う
シンポに親友と出たんですが、その時その先生が
会の終わりにこんなことを言ったのです
「アジアの人に対する内なる差別意識は
 ぬぐえないとこはあった。」

「じゃあ先生はそれをどう克服なさったのですか?」
私がこう問うた時、彼は言いました。

「友人になることです。」

それ以降、私は気になるけど接点がない人とか
偏見でみることしかできていない人を心に意識すると
まずは友人になろうと考えるようになりました。

で、同性愛者の友人ていうのはやっぱり出会ってみたかった
人たちだったのです。

そして私はミクシを通じてついに彼らと友人になりました。

きっかけはマイミクAIDっていう、
病気で苦しむ友人を助けたい一心で
図らずも不幸の手紙のようなデメリットを
引き起こしてしまったという事件だったのですが

その中で日記サ-フィンして出会ったのがサブちゃんでした。
文体とコメントに対する真摯なレスから読み取れる
人柄が強烈に私をそそりました。

それからマイミクになり、
彼が作品を気に入ってくれたのもあって
飲み会に来てもらったり、
クリスマスに似非カップルごっこしたり仲良しになりました。
(少なくとも私はそう思ってます。)
彼が六力領域に詳しかったことも大きかったし。

本当はビアンの友達も出来たんですが
....崩壊しました。

鑑定して自分でも実感するのですが
どうも一部の女の子に私は王子様に見えるみたいなんです。
「どういうわけかあなたに身を任せたくなる」
とか、

いじらしくも
「これ以上私、あやさんに頼ってしまう自分が怖い....」
とか言われちゃったり。

で、自分もどういうわけか
「ここでこの子にこの一言言ったら落ちるな」
みたいなワードがわかってつい冗談のつもりでいったら
それが本気でヒットするわけで、なかなか難しい。

男にもそれはないわけではないんですがね....。

たぶん名前とかで本来なら腹を割らなきゃわからない
領域をそうなる前から当てちゃったりするから
どうも運命の人と勘違いされるみたいです。

そんな私にとってどこまで腹を割っても
セックスにいたらずに人として話しこめる彼が
本当に貴重な存在となっていったわけです。

でもそれだけではないのよ、仲良くなったのは。

先日仕事帰りにそんな彼がうちに来てくれました。

「わーいいの?いいの?
 こんどうあやファンに殺される!」
と興奮するさぶちゃん。

「.....そんな人いませんから」
とあきれる私。

で、ハーブティを飲みながら
男についてとかいろいろ話したんですが
席に着く前に彼が言ったのね

「えらいね」

「?」

首をかしげる私。
何に対してかわかんない顔してると
彼が机の上の本を指差しました。
一冊はデイトレ読本。
もう一冊は、幸福図像学の本。

そのときの優しい目を私は忘れることが出来ませんでした。

翌朝。
一緒に数週間前に買いにいって
カップルに間違えられたお店のハーブティを飲みながら
その答えを言葉に出来たとき涙がでました。

彼は、認めてくれていたんです。
六力を定着させるために本を読み続けたり
株の本を読んだりして物事の流れをつかもうとしてた
数日の無意識の所作を。

あんまりに自然にやりすぎて自分でも気づかなかった
努力をそうだとそっと認めてくれたのでした。

私には見えないから
とか
それは特別な力だと
いう人にはたくさん出会います。

でもそれが日々の蓄積によって維持されてるってコト
つまり
アスリートが練習したり
画家がデッサンしたり
そういうのと一緒の感覚で見てくれる人に
私はきっと出会えてなかったから。

三月にある人がいいました。

私たちはこんどうさんと距離が近すぎたの。
せめてサブちゃんくらいに離れてればよかったのよ。

三月のある日
うちに突然宅配便が届きました。
そこには数日前に心を込めて送った品物が
つめなおされており、一緒の手紙には

「こうやって物を送られるのは迷惑です」
といった文章が縁結びの置物と一緒に添えられてました。

じゃあなんで前に君に贈ったアンティークのライターと
君の彼女に送った指輪が同封されていないんだ?
という疑問も若干よぎったのですが

それ以上のショックで呆然と畳にへたり込んだ私に
絶妙にサブちゃんからの電話が。

営業中にもかかわらず、路注して彼は一時間ばかり
話に付き合ってくれ

「お金をとらずに鑑定する私には常に
 都合のいい存在に扱われてしまう危険性がある」とか
そんな具体的なアドバイスをくれたばかりか
その日の夜の飲み会でどう考えても呪われてるとしか思えない
縁結びの置物をそっと引き取ってくれました。

あまりのショックで涙すら流せなかった私に
そのときの電話でかれは言いました

「ねえ

  こんどうあや?

     僕はすごく疑問だ

       だれも人としての君を

           あいしてはいないのか?

     いったい君の何を見て

    

           彼らは君と関わったんだ?」

距離とかじゃなくて単純に、

サブちゃんにとって私は
御上の名前を言おうが
寿命が短いらしいと騒ごうが

友人の一人であって
人でした。


ゲイの人はすぐに興味本位でセックスのことをきかれるのを
本気で嫌がるとも言います。
でもさぶちゃんは昼間のカフェでも目を輝かせながら
ハッテン場ってどうなってるの!?とか
嬉々として尋ねる私に懇切丁寧に仕組みを教えてくれます。

あと、ゲイのミクシイさんをたどると
たまに女ってだけでアクキンされるんですが
そういう人のことを全然関係ないのに謝ったり
怒ったりします。

この前の日記でも
結局サブちゃんと二人でしかレスを付け合えなかった
日記があるんですが
論旨がめちゃくちゃな日記でも
長く長くコメントをくれました

あなたと私は違うよ、
でもね、大事なのはアヤチャンが
俺の存在を認めてくれてること

そして大事なのは対話をあきらめないこと
どんなに議論の方向がずれ始めてもあきらめないこと。

女の生理が細部の議論を嫌がっても
逃げたくなってもあきらめずに言葉を選び続けて
彼から学んだこと。

彼はそんな私にいつも言ってくれるのね

「だから こんどうあやを 愛してるのよ。」





私がサブちゃんが好きなのは
もはや もう ゲイだから では ない

人としての本質で私を見てくれるから。
人のことを本質で捕らえて話すから。

いつもね、必要以上に女っぽくならないように
感情を抑えて書くんだけどね

ごめんね、さぶちゃん
最後だから
ここからは少し感情的に書かせてね

だからミクシはなれて
日記閲覧に来なくなるってこととかで
がっかりしないでほしいのよ

メールで個別に近況を伝え合うことに
リアルで人と関わることにどんだけ価値があるか
そこは伝わっててほしいのよ。

あなたがたとえアーティストじゃなくても。
日記があなたの唯一の表現手段だとしても。

それとね、
私が「見える」ってことを公言したことで
自分に対する人の見方が変わることや
どっか胡散臭い目で見られ続けることは
一生の覚悟として受け入れているんだけど

でもね、それでも悔しいの

どんだけ私が人としてサブちゃんが好きでも
女として男を愛することも
男として男を愛することも
必死である点においては何も変わらないって
私が気づいて文章にしても

私は私の知り合いがあなたに向けるかもしれない
差別意識とか偏見を
どんなに頑張っても取り去ることが出来ない。

私が普通に友達と友達を紹介して彼らがマイミクになる
普通のフランクさをどんなにあがいても
提供できない......
そんな無力さが私はどうしても悔しくてならないの。

もし仮に(まず無い話だと思うけど)
あなたが私のノンケの友人を愛しても
苦悩するのはきっとあなたであって
その人に何の加害も加えないのに

どうして色眼鏡で見られなきゃいけない世界があるの?

たまたま愛する対象の運命の人が
確率的にほぼ同性の中の誰かだってシンプルさで
どうして見ることが出来ないんだろう?

いつもね、
わからないの。

どうしても
わからないの。

あなたがべつにその役目を私に望んだことが無いのが
わかっているのに私がどうしても悔しくなるのは

恋愛というファクターが無くてもあなたが好きだからです。

私は自分の友達が何の理由も無く
苦悩するのが見たくないだけです。


ちょっと感情的になりすぎました。
ごめんなさい。

涙を見せるのはいやなので
返信を電話でするのは勘弁してね。

どうしても一度は日記にしたかったこと。
少なくとも私の友達で男の子が好きな人に
ひとを見た目だけで判断するような馬鹿はいません。

.....オシマイ。

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