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2006年7月15日 (土)

ブスは家をでなさい!!

昨晩友人から借りっぱなしの「ゴーストワールド」を
みましたよ。

高校卒業した小太りメガネのイーニドと
美人な友人レベッカのお話なのね。

冒頭から二人が高校卒業して
校舎に中指立てるところからお話が始まるんだけど
これってみと的には超懐かしい。

T波大の入試に二年連続で落ちたとき
私は合格発表の掲示板を見た後で
芸術専門学群の校舎に深々と
「今までお世話になりましたっ!!」
的な土下座をして、その後中指を立てるって行為をしたとです
(で、しっかり家族に写真を撮ってもらった)

そのやざくれな怒りは校舎を去った後も収まらず
「てやんで、ばーかー!
 二度とうけっかコノヤロウ!!」
と、大学を出るまで窓から半身乗り出して中指立て続ける
という行為に及び、
見かねた親に
「いい加減にしなさい!!」
とおこられる始末でした。

....って脱線だよね?

それとすっごくかぶっちゃった笑。

で、主人公の二人も現実にも自分にも不満ばっかなわけよ。
だから卒業してすぐ大学進学しようとする友達とかに
陰口や悪態つきまくるんです。

原作の漫画では二人それぞれにコンプレックスが
あるんだけど、映画では
小太りメガネのイーニドにコンプレックスパートを
全部任せてあるんでちょっとわかりやすくなってます。

で、仲良しのレベッカも自立を目指してカフェで
働き出すようになって、イーニドは孤立するんだわ。
で、さえない中年男性のレコードコレクターに絡んで
勢い彼とやっちゃったりするんだけど
ことにいたってこれが恋愛感情ではないって
気づいちゃったりして.......

で、親も再婚で八方塞がりな状況になって
彼女は朝焼けの街を捨て、バスで旅立つんです。

かつてサンペイくんをヒットさせた深夜番組で
オスギとピーコのバックアップってのがあって
そこでおすぎが絶叫したらしいんです。

「そーよ!!出なさい!!ブスは街をでなさい!!」とね。

きっとおすぎさんも自分の映画評論家って地位を確立するまで
すごくさまよったんでしょうね。

そうなのよ、今いる場所で孤立を味わうと
自分はもう生きる場所がなくて再起不能な気がして
人によっては死んじゃったりするんだけど
どーせ死ぬんだったら...って別な世界に飛び出した
途端に、一気に楽になったりするんだよね。

で、気づくの。
あそこが居場所じゃなかっただけかって。

だからね、話は変わるけど実は自然を取り戻そう的な運動に
本気で参加できなかったりするんだ。
この世界から都会がなくなったら、
私はきっと死んでしまうから。

展示の都合でNYCに行ったとき、クラブに行くんで
乗り合わせた女の子でゾーイって子がいたんだけど
彼女がNYCに10年も住み続ける理由についてこういってた
「だってもうここしか生きられないもの」って。

都会になじめない人が都会を壊して田舎になじむんじゃなくて
人が住みたい国とか住みたい環境を自由に選べるように
なればいいんだけどなーなんて思う今日この頃。

あ、この映画の音楽センスは素晴らしいと思う。
特にイーニドが髪を緑に染めるシーンで
バズコックス使ってるのが本気でクールですばい。

で、DVDジャケット裏の名言

「ダサいを通り越して
 良くなってきたのを通り越して
 やっぱりむかついてきた」

ついで言うとこうも思う

予備校の英語の先生が言ってたんだけど
マイノリティーは常に正しいんだって。
だけど生きている以上は非難くらってマジョリティに
溶け込んで行く必要だってあるんだと。

動かない人間は動いている人間を非難したり馬鹿にしがち
そうやって自分のコンプレックスから目をそらしちゃう。

御上もね、一緒なのよ。
悟りの世界の完全さを知っちゃうと
汗かいて転んだり馬鹿やったりするのが怖くなるわけ。
でもね、人間がどうして信仰で神を意識しなきゃいけないかってさ、現実のあまりのつらさに逃げそうになった人に
「これこれ、今修行に来てるのを忘れたわけ?」
っていう、ただそれだけなのよ。
で、私たちは生きてる間は
「おーそうだったそうだった」って思いながら
すっころんで進めばいいのよ。

人間は神を崇拝できても影響は受けられないのよ。
人は人の生き方に影響を受けるの。
つまり神そのものじゃなくて人の中に宿る神に影響受けるのよ

で、それに対して心を開くのは
その人自身にかかってるんだな。

あーあ....でも....
ブスってつらいわあ.....

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